今日は過去にインプラント治療をした方の経過についてお話ししたいと思います。
こちらは6年ほど前にインプラントオペをした患者様の現在のレントゲン写真です。
歯周ポケット3ミリ、歯肉の腫れや出血、動揺もなく経過は良好です。
しかし、インプラントは入れたらそれで終わりと思っている方が多いのですが、
ケアを怠るとインプラントも歯と同じように歯周病にかかります!!
これはインプラント周囲炎と言ってとても厄介です。
インプラントを入れた周囲の骨が溶けてしまうのです!!!
私がインプラント治療をした症例ではインプラント周囲炎になったケースはありませんが、
他院で埋入したインプラントがインプラント周囲炎になり、その周囲炎の治療を行う事がありますが、
歯茎を開けたり、中の膿をかき出したりとかなり患者様の身体的な負担も大きいです。
そしてこの様に重度なインプラント周囲炎にかかると最悪の場合、一度埋入したインプラントを除去しなければならなくなります
インプラントを入れたらそれで終わりではなく、
歯と同じ様にきちんとした日々の口腔ケアと、歯科医院での定期的なメインテナンスをする必要があります
ただ、闇雲に心配する必要はなく、
しっかりとした適正な知識と治療で、
きちんとしたケアができていれば半永久的である素晴らしい治療だと思います。
私がもし今後歯を失う事があれば間違いなくインプラント治療を選択するでしょう
治療する前にかかりつけ医にしっかりとカウンセリングしてから判断してくださいね