My History③の続き
高校は、英語科に進みました。
そして
高校3年生に上がる直前
またもや父の転勤。
今度は南米、コロンビア。
日本での高校生活は楽しかったのですが
ついていかない理由もなく
ワクワクと共に海を渡りました。
標高2700m、赤道直下に位置する
コロンビアの首都
サンタ・フェ・デ・ボゴタ。
転校生は
高山病対策として
体育の授業は慣れるまで見学。
(空気が薄いのでね)
私を待ち受けていたのは
スペイン語という環境。
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現地ではインターナショナルスクールで
英語の授業でしたが
休み時間、友達同士はスペイン語オンリー。
…想像以上に馴染めません。
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また、アジア人がアメリカに比べ
圧倒的に少ないので
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一歩外に出ると
不躾なまでに
ジロジロ上から下まで見られるのです
見てくんなーー
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今思えば
もっと自分から心を開けばよかったのですが
年頃もあり、そのチクチクとした視線に
耐えられませんでした。
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また、美人大国コロンビアの女の子は
可愛くて、スタイルも抜群で
コンプレックスは増すばかり、、
視線恐怖症になりました
怖くて。
周りの視線が。
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登校すると毎日
アメリカ人カウンセラーの
先生の元に会いに行き
あーでもないこーでもないと
話を聞いてもらいました。
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活発な私はとっくになりを潜め
スケジュール帳を毎地に眺ながら
帰国までの日を指折り数える。
1日でも早く帰国したいと願う日々。
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そんな中
最低でも2年間の在籍が卒業のマスト条件
ということを知り
真っ青になった私は一人で校長室を訪ね
(すごい勢いで乗り込んだ)
一年で卒業させて欲しいと直談判。
コロンビアにいることが辛いこと
日本の大学に進学したいこと
などなど。
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幸いにも校長先生は
真摯に耳を傾けて下さり
優秀な成績と
卒業論文を条件に
例外的に1年の卒業を許可してくれ
無事、1年後に卒業式を迎えました。
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ちなみに卒業論文は「風水」をテーマにし
個別に与えられるブースで
プレゼンをしたのですが
大盛況のうちに最終日を迎えました。
風水師は電話帳から自力で探しあて
地球の裏でも風水が浸透していることに
驚きました。
このような南米生活でしたが
もちろん楽しい想いでも数々ありまして
学び得たのは
- 自分の意見を主張する大切さ
- アメリカがそうであったように子供も
大人も関係なく尊重してもらえる事 - 辛い時は誰かに相談するという事
(カウンセラーの重要性) - 日本のアニメ文化が浸透しており
共に熱狂できること - ストリートチルドレンの存在と背景
こんなところでしょうか。
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卒業後は両親を残し
日本の大学へ進学するのですが
闇から抜け出し
蝶のごとくヒラヒラと飛び回る
真逆の生活へ突入するのでありました。
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My History⑤に続きます