英国アンティーク家具とオーク材 | Thousand Springs -Chiharu's lively days-

Thousand Springs -Chiharu's lively days-

イギリス★音楽★紅茶★お酒★お洒落が大好き!なChiharuのブログ♪

ブログをしばらく放置している内に年が明けてしまいました。


もう新年の挨拶をするような時期でもないので、とりあえず寒中お見舞い申し上げます。


さて、2017年が4%ほど経過したとある日...

実は、我が家に英国アンティークの家具をお迎えしてしまいました!

 

じゃじゃーん!

飾り棚付きのライティングビューロー

1920年代のものだそう。

{1BFDC823-E001-464E-BAAD-63B3E00E6BF0}

遠い昔の遠い国から我が家へ来てくれてありがとう、という気持ちです

私のコレクションであるティーグッズがあまりに食器棚の場所を取りすぎていたので、一部こちらへ移動しました

2段目は英国縛り

{5E148A5A-9049-463F-AB48-E15AFE8BF0F3}


左右はエインズレイの陶花&ティーカップ、真ん中は1800年代のコープランド(現スポード)のプレートです。

まだまだコーディネートしきれてないので(一番上の段なんて無造作にポット置いただけだし)、これから模索していきたいと思います。

定期的にディスプレイも変えて楽しみたいです

 

このライティングビューローに使われている木はオーク。

ヨーロッパに多く生息し、イギリスアンティークでも最もよく見かける木材です。

堅くて丈夫であり、虫が嫌うタンニンを多く含むので家具に適しています。

 

実は英国にはこのオークにまつわる逸話があるのをご存じですか?

時は1651年、清教徒革命でチャールズ王が処刑されました。

息子のチャールズⅡ世皇太子も処刑対象でしたが彼は逃亡の末ボスコベル館という館に逃げ込み、その庭にあったオークの木に一晩隠れて追っ手をやり過ごしたそうです。

その後チャールズⅡ世は1660年の王政復古で見事王位に就いています。

 

彼が身を潜めたオークの木は後に「ロイヤル・オーク」と呼ばれ、

今でもボスコベル館の庭にはロイヤル・オークの子孫の木があり、

多くの観光客が訪れているのだとか。

 

この逸話にあやかって「ロイヤルオーク」と名付けられた戦艦は第一次世界大戦で大活躍しています。

また英国を含め、英語圏の国には「Royal Oak」 と名付けられた地名が多数あります。


オークはヨーロッパ全土に生息している木ですが、イギリス人にとっては特別な存在のようです


オーク製の英国アンティーク家具、一生大切に使いたいと思います