数日前、長女が13歳の誕生日を迎えました。
長女のバースデーケーキは、毎年決まって「アイスケーキ」。
今年も例に漏れず、長女から「アイスケーキがいい!」とリクエストをもらいました![]()
以前はサーティワン一択だったけれど、最近はシャトレーゼ。
「こっちの方が安いから」と笑う娘は、いつの間にか家計を気遣ってくれるようになり、そんなところにも成長を感じる。
シャトレーゼのアイスケーキは種類が少なくて、選べるのは実質2種類ほど。
「選ぶ楽しみ」もプレゼントしたい親心としては、毎年同じような顔ぶれのケーキに少し申し訳なさを感じるけれど、娘は「これがいいの」と満足げ。
来年は違うアイスケーキにしてあげたいなぁ!
13年前、私を「お母さん」にしてくれた娘。
でも、当時の私にとっての子育ては、幸せという言葉だけでは片付けられないほど…ツラい思い出ばかり。
とにかく、よく泣く子だったのね。
ちょっとの物音で目を覚ましては、ギャン泣き。
良かれと思って寝ている間にオムツを替えようとすれば、ギャン泣き。
朝、隣に私の姿がないと分かれば、ギャン泣き。
夕方は「たそがれ泣き」で、腕がちぎれるほど抱っこし続ける毎日。
「早く、泣かない年になってほしい」
「早く、言葉で気持ちを伝えてほしい」
「早く、何でも一人でできるようになってほしい」
暗い部屋で、泣き止まない娘を抱きながら、何度そう願ったか…![]()
あの頃の私にとって、子育ては「いつ終わるか分からないマラソン」。
出口の見えないトンネル…。
それが今では…私がいなくても自分のことは自分でこなし、夜9時になれば「おやすみ」と一人でベッドに…。
いつの間にこんなに大きくなったんだろう…!
最近は、将来の夢も具体的になってきてて。
だからこそ…高校やその先の進路について、少しずつ話をしたい私。
でも、娘にとってはまだ「遠い未来の話」のようで、なかなか真剣な話し合いができず。
進路については、主人とも意見が分かれていて。
「やりたいことができるなら、偏差値にはこだわらなくていい」と思う私。
「将来の選択肢を広げるために、今は少しでも高い偏差値の高校を目指すべきだ」と言う主人。
主人の言うことも最もだし、私だってちょっと前まではそう思っていた。
けど、娘にこんな高校あるよと見せてあげた時に「こんな…私の好きが詰まった高校があるの!?すごい!」と目を輝かせたあの顔を見てしまった時から…。
私は…偏差値が高い高校が全てじゃないのでは?と思うようになったのね。
それに、勉強が苦手な娘が、偏差値のために無理をして3年間を過ごすより、自分の「好き」に囲まれてウキウキしながら通うほうが幸せじゃない!
親としての願いは、いつだってシンプルで、だからこそ難しい…。
13年前の私に教えてあげたい。
あなたが今、必死に泣き止ませようとしているその子は…
12年後には家計を気遣い、自分の夢を語る素敵な女の子になるよ、と。
来年の今頃は、どんな顔をしてアイスケーキを食べているかな。
進路のことでケンカもしているかもしれないけれど、それもまた成長の証。
13歳、本当におめでとう。
生まれてきてくれて、ありがとう![]()




