正直 夫が何に対してどう感じて、何を考え、これからどうしようと思っているのかはわからなかったけど、引越して一冬越す頃には、この寒くて汚くて古い家を不快に思っている事だけは感じ取ることができた。


彼は考えるのをやめたかのように、今まで以上に、主体性がなくなって、何をするにも発信するのは私。依存すると辛さは消えるのか??


益々主導権は私一人に移ってゆき、私は、パンク寸前だった。


翌年の母の日の事。遂に糸が切れた。


「私だって好き好んでこの状態じゃない。我慢できないなら出て行って。貴方が出て行かないなら私が出ていきます。子供達、どちらと住みたいか決めて。」と。


彼の返答は驚くべきものだった。。。

「そこまでとは思ってなかった。そこまで辛いなら出て行く。」と。


私は、これまでも辛さを訴え続け、離婚も視野に入れてると伝えてきたのに、今まで私の話はどんな風にきいていたのだろうか。全く理解できなかった。


結局、この時は子供達の勝利で幕を閉じたけれど、私は、彼に条件をつけた。

「どんな夫婦でありたいかも見えず、ただ子供達を育てる為に続けるのだから、ちゃんと覚悟して子育てだけは一生懸命やってくれるなら、子供達が納得するまで離婚は保留にします」と。


この言葉も半分以上響いていないかも知れないと思いつつ、、、