人間は亡くなる前に
そう思ってもらえたらいいな。
生きていた道のりを
短い時間で振り返るって
聞いたことありますか?
私は、亡くなる前でなくても
走馬灯のように振り返ること
きっとあるだろうなと思います。
スピーチコンテストの日
娘が全身で話す姿を見ながら
これまでの出来事が
頭の中を巡りました。
娘が生まれた日のこと
息子の病気がわかった日のこと
次男の育児に心が追いつかずに
まわりに心配をかけたこと
小さな娘が私の顔色を伺うように
良い子になろうとしてくれていたこと
夜中の病院の駐車場で壊れそうな気持ちを
泣き叫びながら必死に奮い立たせたこと
そっくりな息子に手を焼いても幸せを感じ始めて育児を楽しめるようになったこと
いつまでも納骨せずに手元に置いておきたいと願った息子のお骨をお墓に納めようと決めたのに当日になって嫌だ!と泣き喚いたこと
三人の子供たち
ママから
お母さんとかあちゃんに
呼び名は変わっても
大好きだと言ってくれること
たくさん思い出しました。
記憶って薄れてしまうけど
本当に忘れたくないことは
おばあちゃんになっても
覚えていられるよ
忘れたくても忘れられないから…
ホールが暗いのを良いことに
涙が出ました。
苦しいことも
本当にいっぱいあったけど…
息子を旅立たせたら
逝こうと決めていたけど…
私は今も生きている
時々目に見えない力に
守られていると感じることがある。
あれから時間が経って
息子のことを振り返ることや
子供たちのことを話すことで
見も知らぬ人たちから
ありがとう
そんな言葉を言われる日がくるなんて
思いもしなかった。
すごく情けなくて
すごく弱くて
後ろしか振り返ることしか出来なかった
そんな人間だけど
だからこそ
あの頃の私のように
理由がなんであれ
今を苦しいと思う人がいたら
時間が経てば
今より這い上がれるかも
そう思ってもらえたらいいな。
今がどん底って感じるなら
怖いものなんてないよ
あとは上がる一方なんだから