どうも、ちぐさです。
スモールワールズ飛行機編、後編は実際に動いていた機体を取り上げます。なお記載の情報は最新ではない場合があります。実態につきましては各社HP等をご確認ください。
前編はこちら
ANA B787-8 Dreamliner(JA825A/実在)
ANAは787のローンチカスタマーであり、787-8は30機以上飛ばしています。コンフィグについては国内線仕様、国内/中近距離国際線仕様、長距離国際線仕様の3種に分かれており、国内線仕様ではプレミアムクラスの座席が2種、長距離仕様ではメキシコシティ線対応機種と非対応機種など、さらに細分化できます。
この世界で飛んでいるJA825Aは国内線仕様ですね。関空へは早朝深夜の羽田~関空線に充当されることがあります。
ANA B777-200(JA713A/実在)
ANAの777-200は1996年から就航しており、最盛期には16機(ER除く)が運用されていましたが、現状残るのはJA713A、JA714Aの2機のみです。この2機種も787-10の投入でいつ引退するかわからないので、乗りたい方はお早めに。ただ予約時のコンフィグ「772」を予約すると、大体座席更新前の777-200ERが来るんだよね…(経験者談)
こちらも早朝深夜の羽田~関空線に充当される場合があります。
Finnair A350-900(実在)
ここからは海外の航空会社を。フィンエアーのA350は主力機として、国内では羽田・成田・関空・中部で見ることができます。実在するロケーションですね。
Malaysia airlines A350-900(実在)
マレーシア航空もA350-900を成田や関空からクアラルンプールに向けて飛ばしています。羽田は運休中の模様。
Qatar Airways B777-200LR(実在)
2機動いていました。カタールの777-200LRは超長距離線用の機体です。日本線は成田・関空に就航し、機材は777-300ERやA350系統がよく来ます。過去には羽田にも就航していましたが、JALの羽田~ドーハ線就航に伴い運休中。このまま撤退してしまうのか。
British Airways B787-8 Dreamliner(実在)
こちらも2機動いていました。BAは羽田~ロンドン間で就航、便名はかなり若番のBA5~8便を名乗ります。787-8のほか、787-9、777-300ER、A350-1000が来ることもあります。
American Airlines B787-8 Dreamliner(実在)
アメリカンの787-8は羽田・成田で見ることができます。就航先はニューヨーク・ロサンゼルス・ダラス/フォートワースです。787-8のほか、787-9、777-200ER、777-300ERが来ることもあります。
Qantas B787-8 Dreamliner(架空)
カンタスの787は787-9であれば実在します。将来的に787-10も入れるらしいです。787-8は子会社のジェットスターが飛ばしていますね。国内では羽田・成田に乗り入れており、前者はシドニー、後者はメルボルン・ブリスベンに就航しています。日本線はA330が多い印象。
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さて、ここまで海外の航空会社を見てきましたが、「ある法則」に気づきませんでしたか?
航空オタなら知っていることでしょうが、この日動いていた海外の航空会社、実在ではすべて航空連合「ワンワールド」に属している、ということを!
でも国内ブランドはANA、というのはちょっと歪ですよね?
じつはこれには裏がありまして、もともとスモールワールズには日本航空(JAL)がスポンサーについていた時期がありました。当初関空にいる飛行機はすべてJALの機体だったのですが、ある時からJALが所属する航空連合「ワンワールド」に所属する海外会社の機体も飛ぶようになったという経緯があります。
しかし昨年中にどうもJALがスポンサーから撤退したようで、それに伴いもともとJAL塗装だった機体は後述する架空の会社の塗装に塗り替えられたとみられます。しかし日本の航空会社がいないのはまずいと判断したのでしょうか、今年になってANAの2機(777-200、787-8)が飛ぶようになりました。
じゃあこの世界は完全にワンワールド縛りなのかといわれるとそういうわけでもないようで、前回取り上げたチャイナエアラインや中国東方航空はスカイチームですし、春秋航空や香港航空はそもそも航空連合未加盟だったりします。なお今回スターアライアンス所属のANAが参入したことでようやく主要航空連合揃い踏みとなりました。
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Small worlds Airlines B767-300(架空)
ここからはJALの撤退で爆増した架空のスモールワールズエアライン3機種。まずは767。水色ベース、黒色ベースの2機が飛んでいました。この世界の767はこの会社(塗装)しか見られません。YouTubeやXを見る限り、JAL時代は国内線用最終増備分(787遅延分、JA65*J)だったみたいです。
Small worlds Airlines B777-200ER(架空)
トリプルは1機飛んでいました。YouTubeやXを見る限り、もとは200ERのようです。
Small worlds Airlines A350-900(架空)
水色ベース、黒色ベース、黄色ベースの3機が飛んでおりました。
この辺の機体もかつてはJALの塗装をまとって飛んでいたのでしょう。前回記事一番最後の機体なんて露骨に赤い箇所が残っていましたからね…。JAL時代はきちんと実在機種に準拠したレジ・塗装になっていて、01XJ~03XJのロゴも再現されていたようです。
さて、投稿者が行った日は上記のようなラインナップでしたが、他の日に行くと機体が変わっていたりするのでしょうか。レジ番もANAしかちゃんと見ていませんでしたが、海外の航空会社の各機体(特に2機飛ばしていたBAとカタール)はちゃんと差別化されていたのか、後日改めて見に行きたいものです。
(ようつべを見る限りキャセイの777-200はあったみたい。現存するかはわからないが…)
前後編にわたってまとめてきましたが、きちんと見るには後続の行程の関係で時間が足りなかったですね。空港はある程度満喫できましたが、他エリアはあまりじっくり見れませんでした。いずれ再訪してみたいとは思うものの、空港関係でこの先劇的な変化は期待できなさそうだし、いかんせん入場料がねぇ…。
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ちなみに、スモールワールズにいるANAの機体、モデルとなった実機の方いずれも搭乗経験がありました。
JA825A:2022/5/28 HND→OKA(Y)
JA713A:2022/10/9 HND→FUK(Y)
777の方は記憶があったのですが数少ない787(78P)の方も乗っていたとは…。