Bonjour!

C’est Chigusa!


私は今、

フランス、ニースに居ます。


ニース滞在8日目。



*



今日は語学学校では

新しいクラスになって2日目。


昨日に比べると

少ーし慣れてきました。


授業が終わると

今日も海へ直行!


海へ行く時は

必ずウクレレを

背負って行きます。


しばらく楽器を背負って

立ったまま、

しばらく海風に吹かれて

波を眺めていました。


「Bonjour!ミュージシャンかい?」


一人の紳士が

声をかけてきました。


毎日こんなことは

日常茶飯事です。


「Bonjour! そうですよ!」


「コリアン?チャイナ?」


「Non! ジャポネーズですよ!」


「そうかい!

 日本は行ったことあるけどさ、

 なんか、

 みんな走ってるみたいに感じたよ!

 ニースはさ、ほら、

 のんびりしてるやろ?

 みんな時間とか考えてへんからね。

 日本はみんないつも

 busyな感じだよねー!」



こんなふうに、

日本に対しての印象を

聞けたりするのは

いつもとても

興味深くて

楽しいひと時です。


「どんなジャンルの音楽をやるの?

 ジャズ?クラシック?ポップ?」


こういう質問になると、

もうさっさと

何か一曲演奏します。

その方が早いからね!


ほんの少しだけ

ウクレレ片手に歌うと

ムッシュは

喜んで、、


私の手を取って、、


私の手に、

キスしようと、、


「Noooooo!!!!」


とっさに

拒否してしまいました笑


「何であかんのよ!」


「いや、、私は日本人なので、、」


*


こちらに来てから

毎日海で一人で

ウクレレ片手に

歌っています。


そうしますと、

まあ、いろんな人に

声を掛けられます。


マダムたちは大体、

"Bravo!"とか"Bonjour!"とか、

通りすがりに

やさしく声を掛けてくれる

だけなのですが、


問題はムッシュ達、、


*


フレンチguysは、

距離の詰め方が

速く、早く、

押しが強い、、


何となく

誰でも持っているような

フランス人男性に対しての

イメージだと思いますが

まじでほんとです、、


しかも今回は

南仏、ニースですので、

パリとまた違って、

さらに距離が近く

グイグイ来はります、、


*


基本すぐ「家においでよ!」

な感じですし、


年配の方に多いのは、

「きれいやね〜」とか言いながら、


髪や顔や肩や腰や、

身体をあちこち、、


当たり前のように

ベタベタ触ってきます、、


歌を聴いてくれた人なので

そこまで邪険には

できないけれど、


合間を見て上手いこと

逃げるしかありません。


まぁ、お国柄で仕方ないし、

私もそれなりに歳を重ね、

そんなことで

あんまり何も感じなく

なってきたようにも

思っていましたが…


*


毎日海に行けば

こんなことや、

まぁ他にもいろんなことが、、

あったりして、


ちょっと、

私は疲れてきたようです。


それで、

今日会ったムッシュには咄嗟に、

悲鳴に近いほどの


「Noooooo!!!!」


を、突きつけてしまったのですね。



*


"君はなんかオーラがあって、

目の奥に力があって、

アーティストのセンスを感じるんだ!


君は本当に美しい!


僕は君が好きだよ!


その辺のカフェで

何か食べて飲んでしようよ!"



"家においで!"

と言われるよりは、

全然平気なお誘いですし、


悪い人では

なさそうですしね、


んー、でも、

私は無理です。


「私は毎日海で歌ってますから、

 私に会いたければビーチに来てください!」


「そりゃそうやで、

 僕も毎日海に来てるしさ、


 でも僕はもっと

 君のことを知りたいんだよ!


 心を開いて!

 僕を信じてよ!


 普通に友達とカフェで話すように

 僕とお話しようよ!」

 


んーー、

まぁ、そやねんけどね、


知らない街で

友達を作ろうと思ったら、


声掛けてきた知らん人と

仲良くなるのが

いちばん楽で自然とは思う。


でもまたムッシュが

私の手を取って来た時、


目から涙が

溢れてきました、、


仕方ないと思ったり

平気なフリをしていたけれど、


やっぱり、

嫌、、


んーー、

私はフランス人男性は

無理かもしれないなー笑


フランスに来たら、

フランス人と仲良くなって、

チャンスがあれば恋をして、、


そのまま

フランスに住めたらいいな〜


なんて、

妄想を繰り広げたり

していたことも

あったけれど、


んーー、

私は結局、

ただの"ジャポネーズ"なんだ、、


フレンチguysに疲れて、

我に返り、

冷静に今、


あらためて、

"自分"を感じています。



*






Bon voyage!

À bientôt!

 

素晴らしい人生の旅を!

またね!

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

音譜

 

▶Walkin' My Baby Back Home/ Nat Cole King

covered by Chigusa

 

 

 

飛び出すハート

一度目のパリから日本に帰ってすぐに

ウクレレを持って歌ってできた、

オリジナル曲『シュビドゥバ』です!

ぜひ聴いてみてくださいね♪

 

 



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