随分と久しぶりにPCを立ち上げました。
2018年11月に手術を受けてから5年余りの近況など覚え書き程度に残しておきます。
あれから(5年前って随分と昔のことを今更…)、眼内レンズを入れた左目にもコンタクトを使うようになりました。
両目にコンタクトを入れた状態での視差はだいぶ軽減されました。
しかしながら、PCやスマホや紙媒体の文字を読む際には老眼鏡が、車の運転時には近眼用の眼鏡が必要となり、外出時には両方の眼鏡を携えているのでやや面倒ではあります。
2024年1月の大きな災害のあと、ネットで眼科医の方からのこんなポストを見かけるようになりました。
「災害で水が使えなくなるとコンタクトは装着出来ないから普段から裸眼時に着けるための眼鏡は持ち歩くと良い」
ここで、うーーん、となりました。
確かに、コンタクトレンズは「高度管理医療機器」です。
清潔な環境で清潔な手指で装着脱着し、定められた用法を厳格に守ることが必要です。(長期間装用は厳禁、ワンデーなら使い捨て、2weeksなら都度洗浄保管すること、など)
手もろくに洗えない、衛生環境が決して良いとはいえない状況下では使ってはならないものです。
それはかれこれ30年以上コンタクトレンズユーザーをやっていれば常識中の常識ではあるのですが、そうなると、私はどうする?
生身の私の眼は、左目の視力は0.7、右目の視力は0.02です。
これは、左目は半永久的に変わらず、右目は悪くなることはあっても良くなることはありません。
故に、コンタクトを装着しない状態で日常生活をするならば、
動く時は左目を頼りに、あとは身体で感じたり覚えたりする
読む時は右目で超超近づいた状態で読むか、30cm付近に近づいて(遠すぎても近すぎてもダメ)左目で読む
しか思いつきません。
件の眼科医のポストへのコメントで「左右の視力に差異がある自分はどうしたら良いか」というのがありましたが答えはありませんでした。
災害が起こった瞬間に、自分は完全な健常者では無くなること。
しかも、衛生上のケアを必要だと第三者に認識してもらうのは難しいこと。
この二つは忘れないように、自分のことは自分で守るしかないのだなぁと考えたりしています。
右目がいずれ白内障が進むか同じ病気で硝子体手術を受ければ眼内レンズが入るので、この視差は無くなるのでしょうが、なんとなく、まだまだ自前の眼球でいたいなぁ自由に焦点を合わせたいなぁ、などと頑固に考えたりもしています。
眼科は定期的に通院し管理しています。
老化による白内障もじわじわ迫ってきているので、しっかりケアすることが自分の生活の質を上げることにつながるのだと思います。
ずっとPCも開けず通知も見なかったので、ご質問があったことにも気づかなかったのですが、結論から言うと、手術を受けることは治療ではありますが、健康体に復元されることではありません。眼内レンズを入れたら、一生そのままです。放っておいたら水晶体が再生して元の眼球に戻ることは、残念ながら現在の医学では無いと思います。
ただ、私が手術を受けたのは5年前。
医学の進歩はまさしく日進月歩です。
もしもこのブログを見かけてくださった方がいらっしゃったら、これはあくまでの2018年の私個人の体験談であり、読み物として考えていただけたらいいな、ということを申し添えておきます。
ご自身の不安は、ご自身の主治医の方にしっかりと話しをして、不安があったらちゃんと相談して、迷いが出来るだけ軽くなるようにしてくださいね。