宝酒造杯囲碁クラス別チャンピオン戦
囲碁をされているアマチュアなら、多くの方が常識のようにこの大会をご存知でしょう。
一般的なアマチュアに向けた囲碁大会は現在、地域の日本棋院支部が管轄となり、地域の企業や法人がスポンサーとなった地域単位のものがほとんどだと思います。
しかし2008年から2019年まで開催されていた宝酒造杯は、この意味では非常識な囲碁大会でした。
地区大会はなんと全国で13回開催!!
札幌、仙台、新潟、東京(2回開催)、横浜、名古屋、大阪、京都、岡山、広島、福岡、沖縄
(徐々に開催地区が増えていきました。)
用意されていた参加クラスは
名人戦、六段戦、五段戦、四段戦、三段戦、二段戦、初段戦、級位戦(1)、級位戦(2)
つまり住んでいる地域、棋力に寄らず、多くの人が楽しめる大会でした。
https://www.nihonkiin.or.jp/event/amakisen/takara/012.htm
(※とはいえお酒を提供しているので、大きな特徴として「未成年は参加不可」という大会でしたね💦)
僕もこの大会を楽しみにして囲碁を打っていました。
12年続いた宝酒造杯。
「お酒が飲める囲碁大会!」
「賞品が多くてスポンサーが太っ腹!」
「普段の囲碁会メンバーで連れ立ってワイワイ参加!」
「離れた地域の囲碁仲間と会う機会!」
「旅行がてら、他地区の大会に遠征!」
いろんな思い出のある方が多いのではないでしょうか。
終わってしまったとは言え、スポンサーの宝酒造さんには感謝しかありません!
ちなみに、未だに「宝酒造杯って今後どうなるの?再開されるの?」という話題が出ることがあるので、情報を共有しておきますね。
宝酒造杯囲碁クラス別チャンピオン戦
試飲付き、お弁当付きとして人気を博していた宝酒造杯は、飲食が不可分であることなどから再開の見込みが立たないまま中断となっていましたが、依然状況が見通せないことから、2019 年度の第 12 回大会を以て正式に終了となったことがアナウンスされました。ただしスポンサーの宝酒造株式会社からは引き続き、商品提供を通じてイベントへの支援を頂ける予定です。
引用元: 日本棋院 令和4年度事業報告書(6-2 囲碁選手権・囲碁大会等の開催の項)
https://www.nihonkiin.or.jp/profile/gaiyou/docs/jigyohokoku-r4.pdf
思い出すとちょっと感傷的になってしまいますが、奇跡のように素晴らしい大会でした。