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6月1日(金)より、ホームページをリニューアルいたしました。


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                            2018年 6月1日(金)
                            智学館  渡慶次 良国





大谷翔平 Ⅵ

野球はプロスポーツ界で見ると、1番人気ではありませんし、世界的にはサッカー人口が1番多いでしょう。


米国4大スポーツは、アイスホッケー、バスケットボール、アメリカンフットボール、ベースボールです。


他にもボクシング等の格闘技、テニス、各種モータースポーツ等、多種多様です。


その中で野球は、アメリカでも世界的にも、今トッププロスポーツではないと思います。


アメリカプロ野球は、1871年、全米プロ野球リーグ創設あたりがスタートだと思います。


プロ野球が始まって146年もたつと制度疲労や、マンネリも重なって、アメリカ人にとって野球は、日本人の


私達にとっての大相撲のようなもので、好角家でもない限りいつのまにかシーズン(場所)が始まって、


いつのまにか終わっている感じになっているのではないかと想像します。


長いメジャーの歴史では「ブラックソックス事件」の八百長事件などもあり、人気が低迷した時期もあったようです。


「ブラックソックス事件」(賭博がらみの八百長事件。国技として野球を神聖視する米国社会を揺るがした。)の大危機の時、


颯爽と登場したのが、ベーブルースです。


1920年、ヤンキースでホームラン54本の年間ホームラン記録を作って、失墜した野球人気を盛り返したのです。


いつの時代にもスター(ヒーロー)が必要なのです。


アメリカは西部開拓(フロンティア精神)の歴史を持っています。(東海岸に進出したイギリス及びヨーロッパの入植者たちは


富を求め、西へ西へと進出します。そこで先住民であるインディアンと呼ばれる人々と争いになります。


その一連の過程が西部開拓の歴史です。)


アメリカはフロンティア精神を尊重します。


新しい分野を切り開いた人を尊敬するのです。


例えば月に第一歩を踏み出したアームストロング船長等、とても尊敬されています。


野球は、2020年の東京オリンピックでは競技として復活しましたが、その次のオリンピックは分かりません。


プロスポーツとしてあまりに、ビッグマネーが動き、ショービジネス化し野球を純粋にエンターテインメントとして


楽しめなくなっているように思います。


大谷の活躍で、メジャーで日本のプロ野球のレベルが見直されているような気がします。


NPB(日本プロ野球)を高く評価しているメジャー関係者でも、大谷渡米以前はNPBは3Aレベル、


評論家によっては2Aレベルとみていたと思います。


ですから、王の本塁打868本にも、金田の400勝、福本の1065盗塁にもリスペクトは払われませんでした。


イチローが日米通算4367安打を記録し、ピート・ローズの4256安打を抜いた時、(イチローと大谷Ⅰに書いた通り・2016年8月12日の記事)


イチローの日本での記録1278安打をどう考えるかと言う事が問題になりました。


ピート・ローズ本人は「大リーグだけで放った私と、日米通算とは価値が全然違う」


また、「その内高校時代に放った安打までカウントするのではないか」と皮肉っています。


しかし大谷の活躍によりNPBをメジャーと同等とまではいかないが、4Aレベルではないかと書いている記事を見ました。


もちろんメジャーに、3Aの上に4Aと言うクラスは存在しません。


メジャー関係者に4Aと言う造語を作らせた程、NPBをリスペクトした結果だと思われます。


この先大谷の活躍により、イチローや金田、福本の記録などもメジャーに伝わり、正当な評価が得られる日が


来るのではないかと期待しています。


「ブラックソックス事件」の後程ではありませんが、アメリカでの野球人気は下降気味のような気がします。


アメリカ30球団のオーナー、コミッショナー、メディア、メジャー関係者(OB含む)も凋落傾向に気付いているでしょうから、


メジャーも、ニュースターを盛り立てる気運がこれから生まれてくるのではないかと思っています。


メジャー(大相撲)もニューヒーローを必要としているのです。


純粋な野球少年がそのまま大人になったような大谷に、米国人及び世界中の野球ファンが喝采を送る日は


遠くないと思います。


大谷という存在は、金じゃなく世界最高峰のメジャーで野球がやりたいと言った日から、


野球というカテゴリを越えたと思うのです。


野球と言うスポーツを今以上に世界に広げる役目をになうかも知れません。