イチローが8月10日ジャイアンツ戦に6番、右翼で先発。
ついにメジャー通算3000本安打を記録しました。
達成の瞬間、敵地にも関わらずスタンド中がスタンディングオベーションで祝福したそうです。
マーリンズのドン・マッテングリー監督は「イチローほど野球を好きな選手はいない」と言う。(マッテングリーも2153本ヒットを打った名打者)
そんなイチローは、50歳まで現役を続けたいと公言して、「次の目標はもちろん4000本安打しかないですからね。」と語ったそうです。
3000本安打達成により、米野球殿堂入りも確実な状態ですが、メジャーデビュー16年目での達成は史上最速タイ記録です。
一方大谷は、8月12日現在16本塁打、打率.350
あるライバル球団のスコアラーはこう話したそうです。
「打者大谷にはお手上げです。早く投手に戻ってほしい。」
つまり、打者としては疑問視していたプロも(たとえば4000本安打の張本氏などは、「サンデーモーニング」の中で、二刀流大谷に喝を連発しています。しきりに投手一本でいくべきと話しています。)
しかしホームラン15本、打率.350の大谷の打者としての可能性を否定する訳にはいかないでしょう。
投手としての大谷は日本最速記録の163キロの速球を連投し、防御率2.02、8勝4敗、
投手としてはメジャーでも評価が高まる一方です。
大谷は過去の名投手「沢村」「スタルヒン」、400勝投手の「金田」「江夏」「野茂」らと比較しても
頭一つ抜けているような気がします。
一方イチローは日米通算最多安打記録4257安打を樹立しました。
これはピートローズが打ち立てた不滅の記録4256安打を塗り替えるものでした。
この時問題になったのがイチローの日本での記録の1278本をどう考えるかと言うことでした。
ピートローズ本人は「大リーグだけで放った私と、日米通算とは価値が全然違う」
また、「その内高校時代に放った安打までカウントするのではないか」と皮肉っています。
米国の野球殿堂入りする程の記録の目安は打者なら3000本安打か500本塁打、投手の場合300勝あたりだそうです。
メジャーでこれ程の記録を作る為には最低15年はかかると思います。
大谷は唯一無二の存在です。 (Ⅱに続く)