『「2014年度難関大学に合格したら100万円あげます」という、馬にニンジンを見せて走らせるような作戦に鹿児島県立の大口高校が実施した。

同校の定員は360人。

3年連続定員割れし、現在生徒数は267人。

出水など市外の有力校への頭脳流出に悩み、難関大学の合格者を増やすことが必要と判断。

東大、京大、九大といった旧帝大系の他、早稲田、慶応などの難関大に合格した生徒には100万、それ以外の知名度の高い大学に合格した生徒には30万円を支給する制度を導入した。』

大口高校の’14年度の主な実績は、鹿児島大2人、山口県立大1人、大分県立看護大1人の4人のみであった。

                                 -日刊ゲンダイより-

その結果は、塾関係者でなくても気になる所です。

果たして「ニンジン作戦」は功を奏するのか、鹿児島県立大口高校のホームページを見てみました。

平成27年3月卒業生の進路状況
※国公立大18名合格!!
鹿児島大学、山口大学、高知大学、宮崎大学、下関市立大学、福岡女子大学、熊本県立大学等、18名合格

※私立大学
専修大学、駒澤大学、福岡大学、第一薬科大学、久留米大学等、25名合格

※短期大学
静岡県立大学短期大学、鹿児島県立短期大学、鹿児島女子短期大学等、12名合格

と出ています。

2014年度の主な合格実績は国公立に4人合格です。

2015年は18人合格ですから、4倍増になります。

ニンジン作戦は大成功と言って良いのではないでしょうか。

良いか悪いかは別にして、「難関大学合格したら100万円上げます」作戦は効果があったと見て良いのではないでしょうか。