沖縄県大会決勝で宮国率いる糸満高校を破った興南高校の島袋は、甲子園で快刀乱麻の投球を見せ、見事優勝します。

2010年の姿をyoutubeで見ることができます。

島袋はまるで野茂の如く小さな体(172cm)を目いっぱい使って強気な投球で相手チームをなぎ倒して、興南高校を甲子園優勝へと導いていくのです。

ダイナミックな投法、クレーバーな投球術、2010年の甲子園を思い出すと、胸が熱くなります。

興南高校の島袋が2010年に甲子園春夏連覇と言う偉業を成しとげたのも、糸満高校に宮国がいたからだと思うのです。

宮国のいる糸満高校を破らなければ沖縄県大会を勝ち抜いて甲子園へは出場できません。

宮国がいる事によって、県大会のレベルが非常に高くなったのです。

いわゆる好敵手です。

学業も優秀であった島袋は、中央大学に進学します。

宮国は、フィジカル面や前回書いた通り評判の良いニーシェー(青年)ですから、巨人軍好みの選手です。

ドラフト2位で巨人軍から指名されます。

島袋は四年後の2014年ドラフトでホークスに5位指名でプロに進みます。

ちょっと、マー君とハンカチ王子こと斉藤祐樹の関係に似ています。

甲子園決勝で投げ合って優勝したのは斉藤ですが、プロで大成したのは、田中将大です。

この法則でいえば宮国がプロで活躍し、島袋はイマイチと言う事になりかねません。

島袋にはもう一度思い切りの良い、体全体を使ったトルネード投法を思い出してほしいです。

宮国もヨカニーシェー(好青年)を捨てて貪欲に悪宮国を出して、二人共にプロで10勝以上の勝ち星を上げて欲しいと思います。