専門病院に連れて行ったとはいうものの、驚きでした。
なんと、触診だけで、
「○○病ですね。検査をしましょう」
と
疑わしいから検査・・・ではなく、「どれくらい悪いか?これからの治療方針をどうするか?」のために検査へと進みました。
この病院は一日仕事でしたが、ほぼすべての検査が初診日で終わりました。
今までの私の付添は一体?というくらい時間がスムーズです。
さて、母はその病気を知り、帰宅後、私とネットで病状などを調べました。
その落ち込みよう・・・。
大腸のポリープを取って悪性だと言われたときより、ショックだそうです。
母曰く、
「癌には勝てそうな気がするけど、○○病はほんと嫌や」
と。
病気に好きも嫌いもないのですが、これといった治療法が進んでいないとか、薬を飲んでも、どれだけ効果が及ぶのか不明なこと、症状が全身に及ぶということを考えると今後のQOL(クオリティオブライフ≒生活の質)が下がることは間違いないので、辛いようです。
母の寿命は、あとどれだけあるのか分かりませんが、ずっと病気と付き合っていかなければいけません。
かくいう私も、繊維筋痛症とはずっとお友達です。
私の場合は、おそらく軽度のときに治療できたので、今も生活にあまり支障はありません。
でも、10年以上、痛くない日はありません。
私の母も、私も、完治を望んでいるわけではありません。
でも、ほんの少しでもQOLが向上される治療があれば・・・今より楽になれば・・・というささやかな願いがあったりします。
自分が、今、存在する治療法の中から、どんな治療を受けたいか、どこまで治療したいか?
選択できる場合もそうでない場合もあります。選択できるほど治療がない病気も山ほどありますから・・・。
ただ、もし治療を受けられるとしたら、どこまでを望むか、そしてこれから残りの人生をどういう風に過ごしたいか?を考えることは、エンディングノートの終末期医療の記載欄を考えるきっかけにもなるかもしれません・・・。