野菜と叔父と葬儀と | ぽちこ~おひとり様が行く~

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「ぽちこ」・・・これは放浪生活を送っていたノラ犬の名前。ぽちこのような安心した老後を見つけたいと願いをこめて。

叔父から野菜が届きました。
小松菜、みず菜、ほうれん草、玉ねぎ・・・今回はワラビも入っています。

さてこの叔父、一人暮らしをしています。
働き盛りのころに奥さんを病気で亡くし、本人いわく、必死で子供二人を育てたと。
必死というよりも、無我夢中、やるしかない・・・だったそうです。
その甲斐あって、息子二人は今、それぞれの道をしっかりと歩んでいます。

たまに、この叔父と電話で話すことがあります。
ここ5年ほどのことで、叔母が入院したりすると様子を知らせてほしいというので電話で知らせることが増えた・・・という感じです。

電話のついでに話題になるのが、離れて暮らす息子夫婦の話
私はいとこに当たり、従弟のみならず、奥さんや子供にもよくしてもらっていますし、本当にいい家族なのでそのまま伝えています。
従弟夫婦に不利にならないように配慮して話します。
たまに、叔父が従弟の奥さんのことを愚痴りかけると、同じ嫁の立場として擁護したり・・・

少し前。ひょんなことから叔父が、長男に怒りを持ち、次男に
「俺が死んだら、長男Aを葬式に呼ぶな!と言った」
と私に愚痴るのです。
(そんなに腹立てるほどの内容と違うような・・・と思いながら、うんうんと聞いていると)
「それに対して、次男が俺に、なぜ僕だけが親父の葬儀をしなきゃいけないのか?費用や作業はお兄ちゃんと半々だ・・・と言い返された。昔は葬儀に子供の一人を葬儀に呼ばないと、その子供は勘当されたとか、相続から排除したみたいな意味合いがあったけど、時代は変わった!」
とションボリしたそうです。
同時に、確かに、次男だけに一切合切を負担させるのは、そりゃおかしいなと反省したようです。

葬儀について生前契約なさっている方も増えてきたと聞きます。
親族のいる人の場合、費用をかけたくない、自分の思い通りの葬儀にしたい・・・などが主な理由だと思っていたのですが、今の時代は子供がいても「費用面で迷惑をかけたくない」という意味合いから葬儀の生前契約が増えているのかも?と考えさせられる叔父のボヤキでした
 それと、歳をとった男性も、女性並みに長電話をするのだな~とも思うこのごろです