ぽちこ(その5) | ぽちこ~おひとり様が行く~

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「ぽちこ」・・・これは放浪生活を送っていたノラ犬の名前。ぽちこのような安心した老後を見つけたいと願いをこめて。

ぽちこの話はどうなったんや?と思われている方もいらしゃるでしょう・・・。
最近、成年後見とかクーリングオフとかの話をしていたら、すっかり「ぽちこ」の話が遠のいています。
自分で、前回、どこまで話したか分からず、確認したらやっと「ぽちこ」と名付けられたところまででした

我が家に頻繁にやってくるようになった「ぽちこ」
昼間はどこかに行っていても、夜になると玄関先に敷いた毛布の上に寝るために帰ってくるようになりました。
ときどき、帰ってこない夜もありましたがそこは野良犬です。

夏は、毛布から涼しい御座のようなものに変えてやります。
しかし、冬は毛布の敷物のみで風にあたります。

そこで、私が19歳で車の免許を取ったあと、町内に唯一あったホームセンターで「犬小屋」をバイト代で買ってきて、組立、試しにいつもの毛布が置いてある定位置に置いてみることにしました。
愛用していたその毛布も犬小屋に敷いて・・・。

祖父母や叔母は「ぽちこは、野良犬なのに簡単には入らないよ・・・犬小屋に入ったことがないんだろうから」
と言われていました。
が、置いて二日後くらいに・・・玄関先で「コトン」と音がしたのでそっと見てみると、
「入ってみましたけど?」みたいな上目づかいで私を見上げている「ぽちこ」がいました。
そう、野良犬はまず「雨風をしのげるマイホーム」を手にいれたのです

次回に続きます。