大きな国の大きな怪物
ある大きな国に大きな怪物がいました。
怪物は大きすぎて何処へ行っても国中の人から見られていました。
一緒になにかしようとすると、国中の人から邪魔だ邪魔だと言われて、
いつも哀しく思っていました。
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「僕も一緒にやりたいのに」
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怪物は哀しくて哀しくて、涙で枕を濡らしました。
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その夜、
大きな怪物は小さな小さな怪獣になった夢をみました。
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怪獣は小さすぎて誰からも気づかれることなく過ごすことができました。
あちこち行っても、どんなことをしても誰にも邪魔だなんていわれません。
夢だったイタズラをしたって誰にも怒られません。
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嬉しくて嬉しくて溜まりません。
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しかし、夜になって星空を見上げるとあまりに遠くて
涙がポロリと落ちました。
願っていたとおり小さくなったのに、星空の遠さは変わらない。