探偵に恋して~法月綸太郎
小説はある意味、インパクトだと思う。
読む前、読んだ後、色々だけど、読んだ後の居心地の悪さの本は
法月綸太郎先生の「頼子のために」

著者: 法月 綸太郎
タイトル: 頼子のために
いわゆる新本格ミステリー。
そして作者と探偵の名前が一緒というシリーズもの。
もちろん作中の探偵法月綸太郎が素敵だ。
なんといっても探偵として、小説家として、出生についても悩む姿が
また愛おしい。
しかし、彼の作品はとても人間の感情の負の部分が出ていて惹きこまれる。
この作品の読後は、女の闇は計り知れないと思ったぐらいだ。
娘の死から始まる物語。
娘を殺したのは誰か?
娘のお腹の父親は誰か?
父親が殺した男は誰か?
父親が自殺を図った理由は?
母親が憎んでいたのは誰か?
母親が望んだことは何か?
半身不随でベットに寝たきりの母親を軸に
操られるように行動をしていく娘と父親。
それは愛情が憎悪か。
こう書くと火サスのようだけど、読むともっと性質が悪い。
そして独り、ベットで微笑む母親の存在。
すべて想いのままに動かして、すべてを失ったのに
その姿はただ静かなのだ。怖い。。。
まだ母親は生きているのにまるで
「そして、誰もいなくなった」
なのだ。
こう書いてしまうと表題の探偵に恋してから外れてしまうかもしれない。
しかも母親脚本には、ちゃんと綸太郎もキャストに加えられていて
幕引きまでさせられている。
情けないかもしれない。
そしてまたそのことが綸太郎を苦悩の渦へ誘うことになるので
カッコいい姿とは無縁に近いかもしれない。
しかし、悩む綸太郎は素敵なのだ。
完全無欠の名探偵ではないけれど、血も涙も流すそんな人間が
罪を暴くことさえ戸惑い、それでもボロボロになりながら暴いていく姿に
私はめろめろなのだ。
読む前、読んだ後、色々だけど、読んだ後の居心地の悪さの本は
法月綸太郎先生の「頼子のために」

著者: 法月 綸太郎
タイトル: 頼子のために
いわゆる新本格ミステリー。
そして作者と探偵の名前が一緒というシリーズもの。
もちろん作中の探偵法月綸太郎が素敵だ。
なんといっても探偵として、小説家として、出生についても悩む姿が
また愛おしい。
しかし、彼の作品はとても人間の感情の負の部分が出ていて惹きこまれる。
この作品の読後は、女の闇は計り知れないと思ったぐらいだ。
娘の死から始まる物語。
娘を殺したのは誰か?
娘のお腹の父親は誰か?
父親が殺した男は誰か?
父親が自殺を図った理由は?
母親が憎んでいたのは誰か?
母親が望んだことは何か?
半身不随でベットに寝たきりの母親を軸に
操られるように行動をしていく娘と父親。
それは愛情が憎悪か。
こう書くと火サスのようだけど、読むともっと性質が悪い。
そして独り、ベットで微笑む母親の存在。
すべて想いのままに動かして、すべてを失ったのに
その姿はただ静かなのだ。怖い。。。
まだ母親は生きているのにまるで
「そして、誰もいなくなった」
なのだ。
こう書いてしまうと表題の探偵に恋してから外れてしまうかもしれない。
しかも母親脚本には、ちゃんと綸太郎もキャストに加えられていて
幕引きまでさせられている。
情けないかもしれない。
そしてまたそのことが綸太郎を苦悩の渦へ誘うことになるので
カッコいい姿とは無縁に近いかもしれない。
しかし、悩む綸太郎は素敵なのだ。
完全無欠の名探偵ではないけれど、血も涙も流すそんな人間が
罪を暴くことさえ戸惑い、それでもボロボロになりながら暴いていく姿に
私はめろめろなのだ。