書名に恋したりして | とろとろ日記

書名に恋したりして

脈絡ないのですが、ときどき私は書名というか
タイトルに恋をすることがあります。

かなりむかしになってしまうけど忘れられない題名が
「あふれそうなプール」

作中で
「人の心にはプールがあって、あなたはその中の水が
人より多いだけなのよ」
そんなことを泣き虫だった主人公に先生が言うのです。
ずいぶん以前に読んだのでおぼろげで、正確ではないんですが。

その頃色々な想いがいっぱいでいつもギリギリだったので
まさに嬉しい一言だったのです。
作者も知らない本で、買うのがちょっと恥ずかしかったのですが
買った自分に感激しました。
読んだらとても面白かったし、当時ずいぶんその作者さんの本を
探して読んだ記憶があります。

いまでもやっぱり涙が止まらないときや、感情が爆発したときに
思い出します。

ああ、ちゃんと私の心のプールは水があるんだわって。
台風みたいに荒れているけど、熱湯のように熱いけど、
でも
カラカラに枯れてないって思うと安心できて
水も少しだけ穏やかになってくれる気がします。