今週の月曜日から今日までの3日間、農業経営力養成講座というセミナーを受けてきました。
泊まり込みで行うセミナーで、とっても密度の濃い3日間を過ごしてきました。
全国各地から、農家の方、就農を希望している学生、またはその先生、一般企業にお勤めの方など
年齢も性別もバラバラの人たちが70人弱集まりました
でも比較的若い人が多かった感じかな。
農家のみなさんは勤勉で真面目。
そして、愛情をこめて育てた作物に熱い情熱と強い誇りを持っている印象を受けました。
また、突き動かすエネルギーの源は
“お客様においしいって言ってもらうこと”だそうです
私は、そういう思いで作られている農家の方々に生活を支えられて
本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。
そして、そういう方々を陰で支える存在になりたいと素直に思います。
ただ、残念なのが農業は厳しくてつらい業種のために、
否定的な考え方が先に立ってしまうということを感じました。
何人かの方にお話ししたのですが、
「夢や理想はきれいごと。いろいろと試してみたけど、結局、現実は100%無理。」とか
「いまのやり方を変えようとするとみんな反対して、誰も協力してくれない。」と言うのです。
変えたい気持ちはあるのに、そのために勉強したりしているのに、結局は変わろうとしない・・・。
と私はそう感じてしまうんです。
そんなこと言うと「農家のことなんか何一つわからないくせに・・・。」ってお叱りを受けるかもしれません。
でも、ひとつ言わせてもらうと
都市部のスーパーで売っている野菜や果物(特に野菜)は、農家の方々が実際に目にしたら
農家の方々はたぶんがっかりすると思います
全然新鮮ではないときっと感じると思います。
傷もあるし、形も悪いものも並んでいたりします。
私も現にあまりよくないと感じます。
どこのスーパーを見てもそんな感じです。
スーパーの数が近くに何軒もあったとしても、その中で五十歩百歩の中から
物が良くて比較的安いものを選んで買っていることが通常の状態なんですよね。
選択肢があってないような状況を選ばざるを得ないということを
農家の方々はあまり知らないのかなと思います。
スーパーマーケットについての講義があったのですが、スーパーの売り方について
スーパーのサービスとして何か手を加えて売ることに驚かれている方がいたのですが
新鮮さで勝負できないものを売るためには、何か付加価値をつけないと売れないですよね。
いい状態の品物を仕入れられないスーパーも大変なんですよね・・・
だから、農家の方々の熱い思いが、ニーズのある都心部のその思いをわかってくれる肝心のお客様に
届いていない・・・ってちょっと悲しくないですか
都心部の野菜を食べて育った人が、あるとき農家の野菜を食べて感動して農家を目指す若者も
セミナーに参加していました。
農家を志す若者は決して少なくないのです。
農家の方々は、人の心を動かすような素晴らしい作物を
天候やいろんなものと闘いながら作られています。
それが、その味を知ってほしい人に伝わらずに、
その状況を変えようと志す就農希望者に対して、
自分自身も変えたいと思っているのに否定的な考えをもつ農家の方々・・・。
悪循環を感じつつ、その中でも必死に変えようともがいて努力なさっている
農家の方々や就農希望者の姿に何か解決の糸口があるかも知れないと思った3日間でした