本日はかねてより行きたかった
「中冨くすり博物館」を訪ねて佐賀県の鳥栖に行ってきました。




中冨くすり博物館は久光製薬が昔、田代売薬だった頃の
くすりの文化遺産を伝えていけるよう設置した小さな博物館。

小さいけれど内容はパワフルです。

今日は本当に寒かったので植物園見学はできなかったけど、
薬効植物園を併設した敷地はけっこう広々。
春になって見頃になったら、
ぜひまた来たいと思うほどいい施設でした。


くすりは病気を治そうとする、身体を助けるもの。


館内にもこんなスローガンが

病氣を治すのは“くすり”ではなく“からだ”です。

忘れがちですが、これが大事。

こういうことをきちんとスローガンにしていて好感度がアップしました笑。


こういった施設特有のくすりの起源、それはメソポタミア。
次にエジプトでギリシアのヒポクラテス。
ディオスコリデス、マテリア・メディカ。
アーユルヴェーダなどはオールスルー。
シルクロード上で話されることが多い日本の「世界の医学史」。
いつもちょっと残念に感じているのだけど
日本人にクローズアップした情報が
世界で初めてビタミンを発見したのは鈴木梅太郎という日本人なのだとか。
知らないのは私だけなのかもしれないけど、今日は発見があって嬉しい♪


様々な機材やレプリカの展示もあって楽しめました。
昭和50年代に使用されていた沸点差を利用して純粋液を取り出す
精密蒸留装置は3m越えのビックスケール!だったり
ロンドン郊外の薬局のレプリカ19世紀初旬のアルバン・アトキン薬局は
陳列されたブルーのガラスの薬瓶がとても美しくて
このイメージがニールズヤードよね。なんて。


また、あのよく薬に書いてある虎は
江戸時代にコレラが流行ったときにコレラを虎列刺とし、
虎でないと太刀打ちできないほど怖いものとして
ハリボテの虎のお飾りで難を逃れようとした名残だなんて話や

錠剤はまるでお菓子みたいだったり…
昔くすりは小さな落雁のようなものだったのですねぇ。

なんてetc,etc…

あっという間の3時間。

静かな館内で思いを巡らせる素敵な休日が過ごせました。

しかもほぼ貸切状態で隅から隅まで満喫。


日本の伝統医学は陰陽五行説に基づいた中国医学が主流で
それがいわゆる和漢。
もっともっと触れたくなりました。