
有川浩『ストーリー・セラー』です。
最初の感想は彼女の作品を、と思っていました(なんかカッコいいこと言ってるわww)
それにしても、恋愛小説で自分がここまで号泣できるとは……。。
どうしても、人が死ぬ恋愛ストーリーは好かないのですが、好きな作家の作品だからとちょびっと特別扱いf(^_^;
……するまでもなかったな。
純粋に好きだ。この作品。
sideAとsideBの二部構成で対の話になっているのですが、どちらも『書き手』の妻と『読み手』の夫の物語。
一部では不治の病に冒された妻と夫、二部では死期の迫る夫と妻。
いや……その、大人の恋とでも言うのでしょうか。
お互いの思いやりとか。こんな恋、憧れるなぁ……って思ってしまう私、彼氏いない歴もうすぐ19年…………はぁ。
衝撃的だったのが、一部で妻が夫に対して『あなたがすき』と連打(パソコンで打った文章)
二部での『覆れ』連打。
有川作品ってたまにこんな感じの表現とか本の構成をしているんだけど、その連打で胸が打たれた……
sideAもsideBも、そのラストに小説に対して編集者が「この話はどこまでが本当なのですか?」と聞いている。
sideAの話をsideBの主人公が書いている。
関連性が絡み合って、この物語が一体誰の物語なのかがわからない。
それを知るのは、きっともう少し大人になってからなのかなぁ……
他の有川作品とは違って、さっくり読めるというよりは良い意味でのモヤモヤ感が残る作品でした。