- ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)/辻村 深月
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今思うとかなり夢中になって読んでた気がします。
軽い気持ちで読み始めました。
だって、主人公は小学四年生です。
こんな展開になるとは思わなかった。
そして今思い出しても、泣きそうになるんです。
大切な人のために自分にだけできることがある。
その『事』をするために
主人公の少年は苦しみます。
『罪と罰』について。
この気持ちは正しいのか。
自分に問いただして答えを探す。
導いてくれる大人はいて、
その人はちゃんと彼を見守ってくれるけど、
答えは自分一人で出さなくてはならない。
小4の子が考える事じゃない気がしました。
過酷すぎると。
でも彼にしか出来ないことだから、
彼が悩むしかない。
子供が主人公ですが
読んでて必ず思うと思います。
「自分ならどうするか。」
正義と悪はオセロのように
立場が変われば互いに裏表が替わってしまう。
あきらめるのか、
貫くのか。
私にはわかりませんでした。
本当に自分の大切な人が攻撃されたら
主人公と同じ答えを出すかもしれないけど、
本を読む、第三者の私には
導く大人の意見も少年の意見も
どちらも正しくて
でも救いのない答えのように感じました。
でも最後には幸せな光が一筋差しますよ。