3日目最終日は

博物館へ行かずに、

前日の奈良博で見た

中将姫が出家した當麻寺へ。

(たいまでら)

 

実は當麻寺は

2つの別の宗派のお寺が

存在する珍しいお寺です。

 

今回行ったのは

東塔、西塔の2つの塔の

初層(1階部分)のみ

特別公開されているため。

(8/28までの土日祝のみ)

古代の2つの塔が

残っているのはここだけです。

(共に国宝)

東は奈良時代、西は平安時代の

建築物です。

(どちらも三重塔)

 

どちらにも大日如来像が

祀られていますが、

東塔には金剛界の

大日如来が2軀。

西塔には胎蔵界の

大日如来などが安置。

 

通常は屋根の上の輪が

9つで相輪と呼ばれますが、

當麻寺はどちらも8つ。

東と西の塔の大きな違いは

水煙(相輪の上の透かし)が

違います。

 

東塔(古い方)はこちら。

 

お天気が悪くて、あまり

きれいに撮影出来なかったので

参照としてこちらを。

東塔の方は魚の骨のような

デザインです。

 

西塔はこちら。

シルエットが美しいです。

 

私が行った日はお天気が

変わりやすかったせいか、

思っていたよりも空いていて

比較的見やすかったです。

 

本堂

 

曼荼羅堂(本堂・国宝)の

御本尊の當麻曼荼羅(国宝)は

今回は非公開ですが、

裏側の板絵(過去に

曼陀羅を貼っていた板)が

公開されていたり、

金堂(重文)には弥勒仏

(創建当時の御本尊、国宝)

ヒゲのイケオジ四天王像

(重文)が安置。

 

法隆寺に次ぐ古さだったり、

塑像仏としては最古。

古寺としてもっと有名でも

いいと思うのになぁ…。

 

金堂

 

講堂

 

講堂(重文)には御本尊の

丈六の阿弥陀如来坐像(重文)、

もう一体の伝阿弥陀如来坐像

(重文)と妙幢(みょうどう)

菩薩立像(重文)が安置。

どれも平安時代の仏像で、

本尊は定朝様でしっとり

落ち着いた佇まい。

 

今回は本堂、金堂、講堂と

ふたつの塔、中の坊の

お庭をぐるっと見て、

終了。中の坊には

中将姫の剃髪の時に

使用したカミソリが

展示されていました。

奈良時代から保存されて

きたの…すごい。

 

本堂(曼荼羅堂)で

頂いた御朱印がこちら♪

 

中の坊にいらっしゃる

十一面観音さんの

御朱印がこちら♪

 

帰りに中将餅を買ったのですが、

持ち歩いているうちに

片方に寄りすぎてしまったので

外の包みだけ。w

中はあんこが乗っかっている

草餅でやわらかくて

美味しかったです。

(๑´ㅂ‘๑)ŧ<"ŧ<"

 

駅の窓にも水煙のデザインが

取り入れられていました。

 

この後、もしかしたら

京都でもうひとつ見たい

展示が見られるかもと思って

急いで京都へ向かいましたが、

ギリギリ間に合わないくらいで

時間が余ってしまいました。

こんなことなら、

當麻寺でもっとゆっくり

してくればよかった…。

(´・ω・`)

 

2泊3日の博物館旅終了。

毎度バタバタしましたが、

色々目にすることが出来て

眼福の日々でした🙏