今回は仏像の話が中心なので、
頂いた御朱印掲載はありませんが、
仏像のコアな話でも
構わない方だけ
この先へお進みください。w
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本題に入る前に・・・
ずーっと前に法華寺に行くつもりで
予定は立てていたのに、当日
猛烈な暑さで日陰も少なくて
辿りつく前に疲れ果てて
行かれなかったんですゎ。
⊂⌒~⊃。Д。)⊃脱水
・・・で、数日前に奈良・法華寺の
ニュースが流れました。
法華寺で有名なのは
やはり本尊で国宝の
十一面観音立像。(平安期)
光明皇后を写したと言われる
美しい姿と、蓮華のつぼみで
構成される他にない光背(後補)が
魅力的な像です・・・が、
今回の話の主役は
別の仏像。
現在、奈良博で展示中の
文殊菩薩坐像(鎌倉時代)を
CTスキャンにかけたところ、
胎内の巻物がどっさり写った
・・・というニュースが流れました。
↓
↑
胎内に巻物が入っているのが
はっきりわかります。
頭部で真っ白に写っているのは
多分、心月輪(しんがちりん)。
別の画像
↓
↑
こちらの方がギッシリ感があるかな・・・
腕にまで入ってるなぁ
( ̄ω ̄)ウムゥ
これだけ書物が入ってるんだから、
とても重かったと思います。
盗難にもあってないようですし。
これから先、研究が進むといいなぁ・・・
現時点でわかっていることは
ここまでなんだけど・・・
心月輪が入っているらしいことは
慶派仏師、もっと言えば
運慶作または運慶に近いところの
仏師の作である可能性が高くなった
・・・ということ。
仏像に書物(多分お経)を納める理由は
まず第一に「結縁」(けちえん)。
仏様と繋がっていたいとか、
身近に感じていたいという気持ちから
だと思います。
お守りや御朱印を頂いて
身に着けるように、
仏様の胎内に自分が書いたお経を
納めておくことは
見えない糸で繋がっていると
思えますもんね。
それが『信仰』。
もうひとつの理由としては、
(心月輪があると思われるので)
仏像に命を吹き込むという役割かと。
生きている仏様だからこそ
いざという時には助けてくださる
・・・と考えていたのかなぁと。
理由は、そんなところかな。
( ̄ω ̄)ナム
ちなみに現在はこの仏像、
国の指定を受けていないようなんだけど、
近いうちに重文あたりになりそう。
今後研究が進むとすれば、
補修の解体できっちり
書物の中まで見られるので、
文面の最後の署名等で
願主とか、仏師まで
きっと判明すると思います。
↑
何年先になるんだろ・・・
...( = =)
仏像は信仰の対象なので
なかなか研究優先にはならないのが
難しいところ。
前に六波羅蜜寺(京都)の
地蔵菩薩も胎内が書物ぎっしり
っていう話題を書きましたが
(昨年11月)
こちらもなんとか見る機会が
来ないだろうか・・・と、
思っている昨今でございます。
100年後には運慶仏が
5体くらい増えてそうだなぁ・・・
自分が生きてないのが
本当に悔やまれるゎ~。
_(:3 」∠)_
最後に、画像は無いんですが、
法華寺の御朱印情報だけ
載せておきます。
昨年、維摩居士坐像が
国宝指定になったのをきっかけに
頂ける御朱印が増えたようです。
「本尊・十一面観音」
「阿弥陀三尊」(秋の御開帳時のみ)
「維摩居士」
「文殊菩薩」
の4種を頂けるそうですゎ。
文殊さんは奈良博に出張中なので
今は頂けないと思います。
頂ける時期に関しては
HPや電話などでご確認ください。
( ̄人 ̄)

