基本主義の限界が見えてきたという話。
今、雇用人口の中で圧倒的に多いのがサービス業だ。
それは、購入に占めるモノの割合が少なくなってきたということ。
当然だよね。
たくさんの機能をもつ壊れにくいモノが、どんどん開発されるんだもの。
モノがなくて、生活に不便、不満を感じることがなくなってきた。
そうなると、どうしてもサービス業が増えざるを得ない。
人の役に立たなければ、収入を得られないのだから。
このサービス業には、特徴がある。
生産と消費が同時に行われるということだ。
例外はあるけどね。
つまりどういうことかっていうと、買うためには時間が必要だってこと。
美容院だって、そこにいかないと髪は切ってもらえない。
だから、一日24時間という限られた時間を皆が奪い合うことになってる。
奪うのだから、他に勝たなくちゃならない。
だから、一生懸命働く。
同じ仕事のスピードなら、長い時間をかけたほうが、早い=勝てる なのだから、身を削って働く。
そのような敵に勝つため、競合も身を削るようになる。
そうやって、どんどん身を削って働く人が増えてくる。
サービス業の労働時間が長いっていうのは、このあたりに原因があるのだと思う。
結果として、多くの労働者の可処分時間が短くなる。
労働者は、生産者でもあるけれど、消費者でもあるのだから、サービス業の市場規模は縮小することになる。
そうなると更に競争が激化して、以下エンドレス。
労基法はそれに歯止めをかける施策なんだろうけれど、知っての通りザル法だ。
違反しても罰則は軽いし。
一次二次産業が多くの割合を占める頃は良かった。
作ればどんどん売れるから。
消費者の奪い合いなんてことが、今よりなかった。
世の中が空回りしている。
自分もそれを後押ししているのが分かっているから、嫌になる。