「仕事ができないやつほど、権利を主張する。」そんな愚痴を内定先の人がぼやいた。
これ、どう思いますか?
一見して見ると、ただの傍迷惑な話である。一般的に権利には義務がつきまとう。「仕事ができないやつ」なのに、要求ばかりする。世の中の基本はギブアンドテイクだが、もらうばかりで何も与えていないからだ。
けれども、違う見方もできる。
この、仕事ができない人(以下Aさん)が主張しているのは権利である。先ほども述べたが、権利と義務はセットだ。つまり、Aさんとしては義務を果たしているのだろう。
この、義務の認識の違いこそが今回のような不満を作り出しているのだと思う。
おそらく、この権利は就業におけるものだろう。早い出勤や残業、休日出勤、お昼休憩、有給休暇などが予想できる。
これは法律で定めららているものであり、労働者の権利として存在する。しかし一方で、それが形骸化していることも事実である。
職場の空気を読んで、権利を享受するかどうかを判断する必要があるのが実情だ。それを怠ると、人事評価に直結してしまうことになる。
だから、結果的にお互いに空気を読み合い、権利を主張しないのが当たり前となる。
それが、会社競争力の源泉となっているのが皮肉な話だ。