奥山智恵野 ―のびのび のんたろうブログ-P2010_0202_001735.JPG

雪、降りましたね~~~!


東京、初雪ですね~~~~!!


ブーツのなかまで雪が染みてきて足がカチコチ。
暗いけど、雪の夜道です^^





さて。
また少しブログお休みしてしまいましたが、昨日、一昨日も観劇デイ。


一昨日は去年秋に公演でご一緒させていただいた、

山本光洋さんのソロライヴ
「かかしになるために⑤」


に行ってきました。



山本光洋さんは、イヨネスコの「授業」をロングランしていた渋谷のジャンジャンご出身で役者もされますが、
身体全体のパフォーマーという意味で、パントマイマーを名乗っていらっしゃる。

と、インタビューに書いてありました…!


以前の公演お稽古中にも静岡の大道芸フェスティバルに参加されていたり、お忙しく活動されていることは知っていたのですが、光洋さんの作品を見せていただいたのはこれが初めて。


そして、さすがは光洋さん、そしてやっぱり光洋さんなのだなぁと、感動しきりでした。



何というか、パントマイムって技術だけれど、作品ひとつひとつはその方そのものなのです。

風に吹かれるマイム、棒を操るマイム、宙に浮くマイム、
技術は一流でも、客席に届くのはその完成度では決してないんですよね、


光洋さんのお優しいお人柄であり、細やかでユーモアのある発想であり、
何よりもいまこの瞬間を楽しんでくださいっていう軽やかでチャーミングな気持ち。


あ、これも秋に参加させてもらった手作り工房という団体で、よくチャーミングに、チャーミングにやってって言われた。
未だにその言葉がピンっ!と来ているわけではないのだけども…

思わずこの言葉を選択してしまいました。




作品ひとつひとつが本当に丁寧で、
笑える作品でも切ない作品でも、必ず哀愁と優しさがある!


素敵でした、とっても。



一時間半の短い時間、しかも客席がほぼ桟敷席という限りなくアットホームな空間で、限りなく上質な芸が繰り広げられている、

というのも
ずっとずっと後からその道を追いかける自分としては、憧れます。


カッコいい。




中野富士見町のplanBというところで、3月にもまた新作をやられるそうです。






そして。

昨日は

fukaiproduce「あの人たちのリサイタル」

をシアタートラムに観に行きました。



これも初めて観に行き、またしても新感覚!




ミュージカルというジャンルでもない、かなりのエネルギッシュさで攻められる感じだけれど、小劇場らしいという感じでもない、マイク前での歌もあれば30人入り交じってのダンスもある………

まるでポエムのような美しさもある。




これという形式、方法を決めない演出というのか何なのか…

ひとりひとりの身体総動員の舞台は本当に息つく間もなく面白かった。






どんな声が出るのか、
どんな動きが出来るのか、どんな詩がうたえるのか、



いっぱいのことが出来るひとの産む作品にあるのは、いっぱいの技術じゃなくって「その人」なのだと、

改めて思う今日この頃、雪の降る夜です。