いよいよ夏本番ですね!
そして昨日は皆既日食…皆さんは見られましたか?

朝はあいにくの雨だったけど、都内でも雲の切れ間から部分日食が見えたとか。
私は…バイトでこの時間はすっぽり地下におり、残念ながらテレビのニュースでの観察となってしまいました。

次は、また20何年後、でしたっけ?!


…50歳…どうしてるかな、自分。笑




さて、またまた大分ブログ更新が滞ってしまいましたが、その間もひたすら観劇したり、お稽古がちらほらあったり、また浜松のほうにパーティーのお手伝いに行ってきたり、
その帰省を利用して、父方の祖母が浜名湖のほとりにお引っ越ししてから約一年、初めて祖母のお家に遊びに行けたり…


そんな日々でした。


一昨日は初、新宿花園神社の夏名物、椿組のテント公演も観に行ってきて。

開演までの間、うちわが配られ缶ビールが売られ、役者さんたちがフォークギターで伴奏して歌を歌う。

今回の舞台が1969年新宿西口広場、フォークゲリラの若者たちの話だったからよけいにこんな演出だったのかな?
でもこれが楽しくて楽しくて。
小屋ごとタイムスリップさせてもらったかと思いました。

そんな一体感、連帯感のなかでお芝居は進み、

最後、2月の卒業公演で学生運動の運動家になったとき、自分もたくさん聴いた「友よ」の大合唱が始まったときにはポロポロ涙が出ました。


最近、こういう熱さがすごく好きになっている気がします。
こういう熱を起こせる舞台ってすごいなぁ。いいなぁ。

自分の語彙の少なさがもどかしく思えますが、病みつきになりそうな夏の夜でした。





11月に出演予定のイヨネスコ作「授業」。
私が役は、動く何か、です。

原作には存在せず、義太夫が入った今回の上演台本にも、表面上は記載のない存在です。

でも、なのに、どっかでまわりが自分を「存在させてくれる」、自分に「居場所を与えてくれる」

みたいに思っていたんじゃないだろうかと思う。


昨日はそれを思い知らされて、また気が遠くなりかけてしまいました。

けど動機を持つのは自分だし、自分の体を動かすのも自分、それを感じるのも自分なんだということ。

「動き」の技術面での不安はさて置き、いくら戯曲があり役があっても自分の中身がなければお芝居のなかに存在出来ないのだということ、

もしかしたら、しっかりと感じられるチャンスなのかもしれないことを、昨日の稽古で気づかされました。




また余談になるけれど、その稽古場で、先日引退された草刈民代さんの特番が話題になって、帰宅したらたまたま同じ番組じゃないかなと思われるドキュメンタリーが再放送されていて。
そのなかで、美輪さんが言ったひとこと、

ロシア人に、ロシアのバレエと日本のバレエはどこが違うのですかとたずねたら、

「ロシアでは、バレエを踊らなければいけないひとがバレエを踊っています。
日本では、バレエを好きなひとがバレエを踊っています。」




バレエだけの話では決してない気がして、何か、グサーっときた。

衝撃的でした。


だけど、まだやりたい。頑張ってみたいのです。


夏が来ました。