すみません、思わず今日はそんなタイトルです。


今日ははじめて映画のオーディションというものに参加させていただきました。
ライブラリーのような、素敵に本棚が並んだなかに、リッチなソファー。


ここで?

ここでするんだ、オーディション!



何かもうよく覚えていないけれどライトはオレンジ色で、英語が飛び交って、私の日常にはちょっとない異空間でした…


そのなかで、監督さんがシーンを説明してくださり、代役の方が入ってくださり…

発見は、

映画は「風景」が多いということ。


主人公が見る「風景」を演じるとき、台詞はたぶん届く必要性がそんなに高くなくて、大事なのは映像として必要な要素が含まれているかどうか。

それゆえ、カメラに何が映るかが大事。



…いえ、「映画」なのですから、当たり前のことですよね。
でも見てるだけじゃ気づかなかった…

そういうこと想像しながら映画見てなかった…


わぁ。




今日もいろんなことが新鮮であり、いろんなことが反省でした。

うまく表現出来ないですが、すごく素敵な「工房」でした。

そのなかで、いま思い出しても恥ずかしい、わたしの慌てぶり。



修行します。




***

それとここ数日の、観劇記録。

木曜日
10月公開「引き出しの中のラブレター」
試写会

事務所の大先輩にあたります、仲代達矢さんが出演されています。

常盤貴子さん扮する新人のラジオパーソナリティーの女性が、ある少年からの手紙をきっかけに自分の父と向き合い、夢と向き合い、自分がラジオで出来ることを見つける、ストーリー。

と言ってしまうと簡潔過ぎで、


伝えたかったのに伝えられなかった、優しい想い、甘い想い、切ない想いがいっぱいの映画。

自分も優しくなりたいと思いました。
自分も、まわりの大事なひとたちを、もっともっと大切にしたいと改めて思いました。

そして。

表現すること、伝えるということをお仕事にしたい私にとって、考えることもいっぱいの映画でした。


不特定多数のたくさんのひとたちに「発信」していきたい自分に必要なのは、決して自信だけじゃなくて、器用さとか上手さとかだけじゃなくて、
常に迷っているということ。

考えているということ。


苦しいけどそういう繊細さもすごく大事なんだよなぁと、改めて感じました。


金曜日
Cappa「くすり(^ ^)フィンガー」

下北沢、駅前劇場にて。

開店花火という劇団に客演していらしたザンヨウコさんという役者さんがまた観てみたく、連れて行ってもらいました。


これもまた先輩と後輩、親友、恋人同士、恋人未満な二人、夫婦…とみんなが思いやってる温かい空間。

そのなかで繰り広げられるジケンの数々が面白く、テンポよく展開していって面白かった。

いろんな人物を応援したくなりました。

若さがあるというか、私の中では青春という言葉が何故か合っちゃう(学生とか出て来ないのに)舞台でした。


ザンヨウコさんは、前に素敵だなーと思ったどこかおおらかな感じがそのままで、あぁ私はこの方のそんな感じが好きなのかなと、全く面識はない方なのですが偉そうにそんなこと思ってしまいました。



その役にはまれる、のも大事だけど、何かそういう自分の「空気」みたいの、持てるように、自覚出来るようになってみたいです。