本当にたくさんの方に見守られて、助けていただいて、無事に公演が終了いたしました。




久々に静かです。この、自分と自分がくっつく感じ。


役があるときは、なんとなぁく、いつももう一人一緒にいるような感じだから。




この水入らずな感じが改めて不思議でもあり、寂しくもあり、安心の時間でもあり…です。






で!


昨日は、大学の同級生の個展を見に、横浜に行きました。




そう。用事はそのはずだった、のですが、あまりにお天気が良すぎて寄り道に寄り道を重ね、気づいたときには立派な小旅行に。


今月は開港祭でもあり、久々の横浜は平日だけどとても賑わっていました。






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ベイクオーターでかれこれ半年前から気になっていたアボガドバーガーを食べ…めちゃめちゃおっきい!しかもこれ、パイナップルトッピング入り!!!(ご飯ものにフルーツ入ってるの大好きです)






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シーバスに乗り…赤レンガ、大桟橋を経由して(どっちが先だたっけ;)の山下公園行き!30分も海の上、潮水の水しぶきがプチプチ飛んで、気持ちいい~~~!




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山下公園で、はじめてちゃんと見た、「赤い靴の女の子」像。歌の記念碑とともにいるのだけれど、どことなく、彼女のまわりだけは静かな雰囲気。前の方は女の子を優しくなでなでされてましたが、何となく、わかるかんじがしました。






そして!!!


ゆっきーこと益田有希子ちゃんと、リョクちゃんこと関緑ちゃんの「夢喰い(ユメクイ)」




石川町の駅からとっても近い、gallery元町にて。


小さくて温かみに包まれたギャラリー、とっても素敵な空間でした。






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暗くなったらますます存在感を発揮!お手製の看板だそうです。






ゆっきーは、学科も同じでテニスのサークルも一緒だった友だちだけど、実はちゃんと作品を見せてもらったり、作品づくりしながらの生活を聞くのは初めて。


私が俳優座に行ってた一年の間に彼女も卒業していて、大学戻ってから別の友だちにゆっきーはバイトしながら美術やる道選んだみたいだよって聞いて。




自分とは全く別な世界のような感じもしたし、全く同じ世界のような感じもして、ほとんど連絡取れることもなかったのだけど何だかすごく気になっていたのです。




そして、念願叶ってゆっきーの作品さんたちにご対面。






絵も描いていたし今も描くけど、最近の作品づくりの中心は土を焼いて完成する人形とか、石膏の人間とかなんだそうで、名刺見せてもらったら「立体造形家」って書いてありました。なるほど。


土にも色や焼き上がりの質感に種類があって、ちょっとゴツっとしたのとか、さらさらした感じなのとか。




でもどの人たちも、すごーく繊細に見えました。


きれい。




こんな単純な言葉でしか感想が言えなくて申し訳ないなぁと思いながらも、なんかとてもきれいでした。




ゆっきーは、「私は顔がつくりたいんだと思う」って言ってた。なるほどなぁ。






“リョクちゃん”は大学時代は接点がなかったみたいで、でも私はお顔はよく知っていたし、お話してみたら、共通の友だちもいるしで何だかすぐお話しやすくなってしまった。




リョクちゃんは…「人形作家」さん。


やっぱり粘土を使って大小さまざまなお人形を作っているみたいだったけれど、リョクちゃんのお人形さんは、なかにゴムを入れて、そのテンションで自立させたり、球を関節部分につけて可動域を広げている。




テンションで自立してます、とはじめに説明してもらったときは私は???でしたが、つまり、ゴムをひっぱって芯にくくることで、自由に動ける形でパーツ同士をつなげている、っということかと思います。(違ったらごめんなさい)




その人形さんたちは、ゆっきーの作品とはまた違う感じで、うまく説明出来ないのだけれど、感情がダイレクトに届いてきそうな感じがした。


しました。






あと、印象的だったのは、作品説明のはじめに、リョクさんが「ほんとにこの子を身ごもってるときは苦しかったー」って言っていたこと。


見せられるものになるまで、作品づくりの過程が苦しいのは、お芝居とももしかしてとても似ているんだろうか。


それで、もしかしたら私たちが本番を迎えて、あとは余計なこと考えずに一回一回役として歩きたい、生きたい、とか思うのと同じように、作品が、人の目に触れて、自立していくのを見守るのが個展だったり展覧会だったりするのだろうか。




ドキドキするけど待ちに待った至福の瞬間、なのかな、やっぱり。






ゆっきーはお家で一人で焼き物をするんだと言ってた。


だけど温度の調整はとても難しくって、完成させて、焼いて、それでも割れちゃうからひとつひとつパズルみたいいにつなげて、復元してやっと完成らしい。




その過程を、全部一人でやる。


もしかしたら、おんなじ作品づくりでも、私なんかよりよっぽど孤独の長い、世界なのだろうかとも思った。






ながーい感想になりましたが、とにかく、初体験がいっぱいあって楽しかったのでした。


そしてゆっきーと、よろしくね、頑張ろうねって言って別れた。




エネルギーをたくさんもらいました。






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ゆっきーと、ゆっきーの作品「stand」






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リョクちゃんの、「ある日突然、星を捕まえた」






さらに偶然研究室まで一緒だった同級生にも会えたりして、本当に素敵な一日になりました!






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最後は…中華街。辛辛刀削麺。
花か団子か、きわどい小旅行でした。笑






充電、完了。




ゆっきー、リョクちゃん、ほんとうにありがとうございました!