体調はボロボロ、睡眠リズムはグダグダな華。















あかん!!
へ??なんで???
始めた時は『とにかく違う中学に行けたらいい』
え?
あの時はな、とにかく他に行きたかった。



















なのに「地元の中学に行きたくない!受験したい
」と言い出したのが小5の冬。
間に合うのか?体力は大丈夫??
不安の中で始めた受験生活は、思わぬ方向へ向かっていった。















眠れなくて辛かった夜は、絶好の勉強タイムになった。
憧れの先生に出会い、毎日はワクワク。
だからといって体調が良くなった訳ではない。
それでも楽しみがあると、人の表情は明るくなるんだと思った。
ただ、華の勉強の進行具合は
受験までに なんとか全ての説明を終える。
そんな状況だった。
演習をする時間は、ほぼ無い。
受けられる学校は限られていた。
本当にこの学校でいいんだろうか??
きっと普通に高校受験をしていたら、絶対に目指さないだろうと思う学校。
本当にここで6年間を過ごすの??
無茶をしてまで行くメリットがあるのかな??
受験勉強を進める華を見ながら、私はちょっと迷っていた。
この時の華は
どこからこの気力が来るのだろう??
それくらい、コツコツと与えられた課題に向かっていた。
焦りや、不安も感じなかった。
あんなに大変だった以前の生活が嘘みたいだ。
私の想像していた、波乱に富んだ受験生生活とは
全く違っていた。
(睡眠時間は相変わらずズレていたけれど
)
)そんな華に対して、本当にこれでいいの?とは言えなかった。
それに、いくら受験が出来ても、昼夜逆転に近い生活をしている華が毎日通えるのか??
そんな不安もついてくる。
夢に向かっている今はいいけれど、現実ってどうなんだろう??
あかん!!
華に言いたいけど、言えない
まあ、まだ結果はわからない。
受かるかどうかもわからない。
今は何も考えないでおこう

微妙な気持ちを抱えたまま、私は受験日を迎えた。
そして気合いと根性で間に合わせた華は
無事に合格を勝ち取ってきた。
良く頑張った!!
でも、この時ほど、素直に喜べない合格はなかった。
本当に大丈夫なん?これ??
親が揺れてどうするねん!!
そんな私の不安が伝わってしまったのだろうか?
華が予想外のことを言い出した。
「やっぱり地元の中学に行く」
へ??なんで???
始めた時は『とにかく違う中学に行けたらいい』
と思っていたけれど、受験勉強を進めていくうちに「ホンマにあの中学に行きたいのか?」という疑問が湧いてきたらしい。
え?
それ、私の気持ちを無意識に感じたんちゃうか??
華ならあり得る。
私の意に沿うような行動を取ろうとしてる??
やばっ!!やってもうた??私??
そんな私に対して華はこう言った。
あの時はな、とにかく他に行きたかった。
でも、冷静に考えたら、あの学校で6年間は長いわ。
私、高校は都会の方がいい。こんな田舎の学校嫌やわ。定期券欲しいねん。
制服もあんまり好きちゃう。
それに、お母さんも今、あんまりお金を使わん方がええやろ??
はい、お気遣いいただきありがとうございます
確かに、行けるかどうかわからない学校にお金を払う余裕は、うちにはございません
華さん、かなり強くなっていた。
自信がついた??
うーん
よくわからない。
でもやりたいことに挑戦して、何かを手に入れた。そんな気がした。
地元中学を選んだけれど、登校したのはたった3日だったのはご愛嬌

でも、私立に行って行けなくなるよりも、公立で行けなくなる方が経済的ダメージは少ないので、塾にも行けたし、親子で色々とお出かけも出来た。
入学は辞退したけれど、この1年間の学習が、後々の彼女の大きな支えになってくれた。
決して無駄ではなかったと思う。
〔3年後に華は、その宣言通り、定期券を持って、都会&お気に入りの制服の高校に行きます。
別室登校だったけど
〕
私立中学に進学していたら通えたかな?
いや、起立性調節障害の真っ只中だった彼女にとって、それは無理な話だったと思う。
あの時通えとしたら、それは夜間中学くらいの時間設定の学校だったかも。
誰か作ってくれへんかなぁ
高校には沢山の選択肢があるのになぁ。











『自分が出来なかったから、子供にはさせてやりたい』の影響は、華には前向きな感じで出たけれど、太朗にとっては超後ろ向きな感じで生かされることになります。
この話はまた後日♡
