華は毎年夏の初めになると体調を崩す。
運転手おじいちゃん!!
振り返ればそれは小学校の低学年から続いており、思春期真っ只中の中学、高校時代が酷かったように思います。
その中でも一番酷く症状が出たのが中学3年の時!
前回はその最悪の機能停止状態のお話でした。
華の心の中まではわからないけれど、とにかく私は覚悟は決めていた。
高校は行けるところがあれば そこに行けばいい。
後は華の回復待ち。
とにかく動けるようになったらいいな
せっかくの10代。
どうせなら楽しく過ごしたい。
学校お休み特権を使って、人の少ない平日に
2人でよく遊びに行った。
神社巡りが多かったかな。
お買い物もよく行った。
元気になったらどこに遊びにいこうかな。
そんな能天気な私を学校は許してはくれなかった。
「お母さん、学校見学に行かれてはいかがですか??」
9月の終わり頃から、それぞれ見学会や説明会が行われていた。
はあ、現実は厳しいわ
我が家が立ち止まっていても、世の中は待ってはくれない。
こんな状態でも、何か漠然と進路だけは決めなければいけない感じだ。
涼しくなって体調が少し戻った華。
とりあえず近い、女子校、偏差値の幅が広い
という やる気のない選択で決めた高校の見学に行くことにした。
それでもまだ、移動に電車を使うなんて考えられない。なのに行かなきゃならないなんて
そこで登場するのが
送迎付きで見学に参加。
(私は運転が超下手くそ)
校長先生や教務主任の先生の ありがたいお話や説明よりも私たちには大切なものがあった。
「この空気感で生活が出来るかどうか」
教室の空気感、光、匂い。
生徒の醸し出す雰囲気。
もうそれは動物の世界。
教室はちょっと重苦しく感じた。
ここで長時間はキツイな。
それは華も同じ意見。
それでも、ここでいいかなと思っていた。
そして、帰りに2人でトイレに寄った時。
あかん!絶対ここは無い
2人で顔を見合わせた。
汚いわけではなかったが、洗面台にたくさん毛。
そして飾った花が枯れかけていた。
説明会の日くらいちゃんと出来ないのかな??
まるで小姑のような親子だけど、こっちは
3年間がかかってるんだから本気です!!
太朗の学校は校舎は古かったけれど、ピーンと張り詰めた澄んだ空気感があった!
なにかが違う!
まあ、rudy家は綺麗好きなのね!
いえいえ、他人に厳しいだけですから
あらあら。行くところなくなっちゃったわ

そんなところに一本の電話。
「お母さん、華ちゃんの志望校決まりましたか?」
それは太朗の時に登場した塾長からだった。
内容は簡単に言ってしまうと
「もし決まってなかったら、良いところ ありまっせ!」
塾長よ!!
あんたはいったい何者やねん
つづく
