それから暫く普段どおり生活していた。
親が遊びに来た時に豪を紹介した。
豪は親に対して「しぃさんが30歳になるまでにはちゃんと考えないといけないと思ってます。」と言った。
唯一変わったことといえば親や妹ファミリーが遊びに来たりして私の家族との交流が増えたことだった。
実家のある長野へ豪を連れて出掛けたりもした。
豪の家族は、仕事で一緒に働いている妹と豪の息子に面識があるのみ。
母親や娘のことは話を聞いたことや写真を見たことがある程度だった。
結婚した今でもその程度に変わりはない。
私と豪は26歳も年齢差があったため、豪の家族に対してはあまり触れないようにしていた。
うちの両親は私がバツイチということもあってか豪を心良く受け入れてくれているが、豪のご家族は私たちの関係を反対するのではないかと私は考えていた。
息子は私と豪の関係を知っているが、息子には「子供は作って欲しくない」と昔言われたことがあった。
やはり複雑なのだろう…。
豪は俺の人生に息子は関係ないから気にしなくて良いと言っていたが、私はその言葉がずっと気がかりだった。
そうこうしている間に季節は夏になっていた。