言いたいのに、大きな声で言えないと思ってたこと。
苦しんで悲しんでいる人がいるのに、言っちゃいけないと、自分に圧力をかけてたこと。
私は乳癌になったとき、
はっきりと聴こえた深い肚からの声に、歓喜したんだ。
「その道は違うよ。もっと自分を愛して。」
私を助けに来てくれたんだ…。
って、
嬉しくて泣きたい気持ちだった。
だからね、癌細胞を悪者に思ったことがなくて、ただただ生きてる細胞の一つだと仲間のような気持ちでいた。
私の肚からの声を裏打ちする、癌が悪者にされない価値観をずっと探し続けてた。
さやちゃんが言ってくれてる。
世の中には
癌を治す術が
たくさんあるのに、
わたしはわたしの課題を
乗り越えないことには
効力はないのよね。
本当にそうだと思う。
いずれは身体の中に宿る自分自神を救い出さなきゃって。
病気が治っても、
亡くなってしまっても、
そこで終わりではないって。
私は抗がん剤や手術、
放射線の治癒もした。
でも、その時にね、
「犠牲にしてごめんね。ちゃんと生きてくね。ありがとね。」って、
思ったんだ。
手術で取り除いたがん細胞を見て、
「ほらっやっぱり可愛い
」
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
って思ったんだ。
じゃあ大切な人が癌だったら…
「色々と教えてくれてありがとう。でも、どうか大人しくしててね。この人をまだ遠くへは連れて行かないでね」って大切な人の体に宿る癌に懇願する。
さいとうちえみ