今日は午前から劇団の稽古場で3月の公演に向けてのお稽古でした。
午前中は振り入れ。
今期は仕事でことごとく振り付けの稽古に行かれないでいたので、ようやく振りを練習できた感じです。
おかしいなぁ…、今年は今までより残業少なくするように頑張ってるはずなんだけどな。。。【アン】のお稽古も塾のお稽古とは重なっていなかったのになぁ。。。
午後は巨匠稽古です。
(塾関係者ならすぐわかりますが…、巨匠とは劇団演出家のことです。)
いつもよりも早い時期に巨匠稽古…が入り、【まだまだ公演は先のこと】って感じだったのですが、一気に気が引き締まります。
でもこの時期にやれて本当に良かったなって思います。
おかげさまで私も【赤毛のアン】からしっかりシフトチェンジ出来ました。
まだまだ台本の読み込みが足りていないのですが、今日の巨匠稽古を受けて、モヤがかかっていた点が晴れた!そんな心境です。
読み込んだり、調べたり、深めていないために分かってなかったんだけどf^_^;
巨匠がいろいろと説明してくださいました。
物語のモデルにもなっているモルディブやツバルのことをもっと知らなくてはいけないな…と思ったし、役についても研究しなくちゃな…って思った。
今回私は【モルバル人】という架空の国の人の役をやります。
日本語も覚えたて…な感じなので、片言で話してますが、やっぱり基は純日本人の私なんで、いかに役に近づけるか、、、今までになく課題だったりします。
その点では、今旅公演中でもある劇団公演『ホープ☆ランド』が私たち塾公演の作品のもとの作品なので、観ることで作品の内容とか役者さんの台詞まわしとか参考にさせてもらえる部分はいっぱいありますが、いざ自分がやろうとすると、うまく出来ないし、役を掘り下げることも理解することも出来なくて、表面だけをなぞってるだけだな…って思います(*_*)
いろいろ巨匠からも演技のヒントをいただいたんですが、
何より台詞の解釈の違いに気付けて良かったです。
私演じるモルバル人は環境破壊によって自分たちの住む島が沈んでしまい、先進国の排出する二酸化炭素などを敵視しています。
唯一信頼を寄せる日本人の岡本社長さん…、しかし彼もCO2を排出する車に乗って登場する…。
そこで、
『ミスター! 車ノッテキタ! CO2!』という台詞。
私はこの台詞を【怒り】として表現しようとしていた。だからミスター(岡本社長)に対しても、これ(車)が島を沈めたものだ!と怒りをぶつけた。よって、大きい声で憎しみ込めて…。
でもそれは解釈違いだったのであります。
信頼を寄せていた社長までもが車に乗って来た…。
そのことのショック、悲しみ、切なさ。
社長までもが【なぜ?】と…、オーバーだけど絶望感。そっちの思いに近いアプローチだったのです。
言われて『なるほど…』って思った。と同時に台本を読み解くこともモルバル人の人格も深いなぁ~としみじみ感じました。
今更?ですがね。
本当お勉強足らなかったです。
それからこれは巨匠からの駄目だし。
私の台詞『お金の好きなニッポン人だけがかかる病気が過疎ね!』
これも言い放つように言いまわしをしていた。ちょっと馬鹿にするくらいの言い方に近かったかもしれない。私の中では【外国人風にカタコトの日本語で言う】ってことの方に重きが行き、台詞に中身がなかった。人ごと…だったり、人から聞き継いだもの…としての言い方、くらいのニュアンスで、あとはリズムを意識して言うことを目指してた。【ニッポン人】って言い方がいかにも外国人の方っぽい印象なので、ここを生かしたいな…って。
【社長さん】を【しゃっちょさん】みたいな…ね(笑)。あとはイントネーションでカタコトっぽくなるかな…なんて自分なりには考えてたけど…。
この考え方も浅はかでしたf^_^;
ちょっといろんな文献見て、役作りうんぬんの前に作品に関する知識を高めたいと思います。
またまた今更f^_^;
やらないよりやった方がいいに決まってるよねo(^-^)o
うんうんっ!(勝手に納得f^_^;)
そんなこんなで、モルバル人役を自分の中でつくるにあたっては色々考えてたけど、実はもう1役やるのです、私…。
それは日本人。
純日本人の私は(笑)、素でいけるだろう!って感じだし、田舎の農家の方的役は得意分野だと思います(笑)。縄文人とか…タヌキとか…!?(笑)
庶民的な容姿だし(爆)、背も若者らしからぬ…ちびっこですし(落)…。
だからってわけではないのですが、日本人役の方を軽視してました(>_<)
駄目だしが出たわけではないのですが、今日稽古をしている中で自分での気付きが…。
先日の『赤毛のアン』の稽古時、演出の先生から
NYのアクターズスクールの話を聞きました。
スクールでやっている内容を一例として、やってみたのです。
設定は【20代のカップルが街を歩いていて、お互いすれ違う】
この時の歩き方、瞬間の反応、カップルの関係性…そんなところがポイントでしょうか。
徐々にカップルの年齢があがっていき、その年代を表現する。
うまく表現できません。
ワークショップ的この稽古から先生が伝えたかったこと。
それは【歩き方】で年齢やその人の人格が表現できるということ。
年齢を表したければ、【重力の違い】を表現することだ…と。
若い時は重力にも負けず、高いところでキープ出来る。
歳をとるにつれ、重心が下がってくる…、そういうこと。
だから『赤毛のアン』の時には、実年齢より10歳近くも若い役をやるのだから、重たくならず、若さ溢れて跳びはねるくらいにキープしなさい…と言葉は違えど教えていただきました。
言われればたしかに…。
観察したり注意深くしていれば当たり前に気付くようなことも、言われてハッとした自分がいて、とても勉強になりました。
今日の巨匠稽古でもそれに近いことを言われました。
演技は足元から…。歩き方でその人が分かる…と。
その言葉を受けて、日本人役メンバーがみんな舞台人らしく(笑)シャキーン!と立っていることに気付き、また前傾気味であることに気付き、
自分の役のつくり方を見直しました。
私は重心を落とし、腰を落とし、肩を下げ、やや後ろ体重で立ってみることに。(そういう年齢の設定です。周りにその設定の役者がいなかったので)
形から入ってますが…、でもやってみると、また違うことが見えてきたりしました。
役同士の関係性とか、自分の位置付けとか、相手へのものの言い方とか。
演技のヒントは日常にいっぱい転がっているのですよね。
自分の中の想像だけではなく、自分の中で決めた役設定に近い人を観察してみたりして、【実際】を反映できるようにしたいと思います。
なんて、思ってるのとやれるのとは違うから、あまり大きいことは言えないけど…f^_^;
またまた長くなりましたf^_^;
今日は稽古が早く終わったので、帰りにフラフラ~っと渋谷へ。
時間的にもちょうどいい回があったので、『ブロードウェイ♪ブロードウェイ -コーラスラインにかける夢-』を観てきました。

オーディションのドキュメント的映画なので本当は『赤毛のアン』をやる前に観たい!と思ってたんだけどね…f^_^;ようやく…です。
ブロードウェイはやはりすごい!
っていうか志す人ってやっぱり凄いなぁ。
午前中は振り入れ。
今期は仕事でことごとく振り付けの稽古に行かれないでいたので、ようやく振りを練習できた感じです。
おかしいなぁ…、今年は今までより残業少なくするように頑張ってるはずなんだけどな。。。【アン】のお稽古も塾のお稽古とは重なっていなかったのになぁ。。。
午後は巨匠稽古です。
(塾関係者ならすぐわかりますが…、巨匠とは劇団演出家のことです。)
いつもよりも早い時期に巨匠稽古…が入り、【まだまだ公演は先のこと】って感じだったのですが、一気に気が引き締まります。
でもこの時期にやれて本当に良かったなって思います。
おかげさまで私も【赤毛のアン】からしっかりシフトチェンジ出来ました。
まだまだ台本の読み込みが足りていないのですが、今日の巨匠稽古を受けて、モヤがかかっていた点が晴れた!そんな心境です。
読み込んだり、調べたり、深めていないために分かってなかったんだけどf^_^;
巨匠がいろいろと説明してくださいました。
物語のモデルにもなっているモルディブやツバルのことをもっと知らなくてはいけないな…と思ったし、役についても研究しなくちゃな…って思った。
今回私は【モルバル人】という架空の国の人の役をやります。
日本語も覚えたて…な感じなので、片言で話してますが、やっぱり基は純日本人の私なんで、いかに役に近づけるか、、、今までになく課題だったりします。
その点では、今旅公演中でもある劇団公演『ホープ☆ランド』が私たち塾公演の作品のもとの作品なので、観ることで作品の内容とか役者さんの台詞まわしとか参考にさせてもらえる部分はいっぱいありますが、いざ自分がやろうとすると、うまく出来ないし、役を掘り下げることも理解することも出来なくて、表面だけをなぞってるだけだな…って思います(*_*)
いろいろ巨匠からも演技のヒントをいただいたんですが、
何より台詞の解釈の違いに気付けて良かったです。
私演じるモルバル人は環境破壊によって自分たちの住む島が沈んでしまい、先進国の排出する二酸化炭素などを敵視しています。
唯一信頼を寄せる日本人の岡本社長さん…、しかし彼もCO2を排出する車に乗って登場する…。
そこで、
『ミスター! 車ノッテキタ! CO2!』という台詞。
私はこの台詞を【怒り】として表現しようとしていた。だからミスター(岡本社長)に対しても、これ(車)が島を沈めたものだ!と怒りをぶつけた。よって、大きい声で憎しみ込めて…。
でもそれは解釈違いだったのであります。
信頼を寄せていた社長までもが車に乗って来た…。
そのことのショック、悲しみ、切なさ。
社長までもが【なぜ?】と…、オーバーだけど絶望感。そっちの思いに近いアプローチだったのです。
言われて『なるほど…』って思った。と同時に台本を読み解くこともモルバル人の人格も深いなぁ~としみじみ感じました。
今更?ですがね。
本当お勉強足らなかったです。
それからこれは巨匠からの駄目だし。
私の台詞『お金の好きなニッポン人だけがかかる病気が過疎ね!』
これも言い放つように言いまわしをしていた。ちょっと馬鹿にするくらいの言い方に近かったかもしれない。私の中では【外国人風にカタコトの日本語で言う】ってことの方に重きが行き、台詞に中身がなかった。人ごと…だったり、人から聞き継いだもの…としての言い方、くらいのニュアンスで、あとはリズムを意識して言うことを目指してた。【ニッポン人】って言い方がいかにも外国人の方っぽい印象なので、ここを生かしたいな…って。
【社長さん】を【しゃっちょさん】みたいな…ね(笑)。あとはイントネーションでカタコトっぽくなるかな…なんて自分なりには考えてたけど…。
この考え方も浅はかでしたf^_^;
ちょっといろんな文献見て、役作りうんぬんの前に作品に関する知識を高めたいと思います。
またまた今更f^_^;
やらないよりやった方がいいに決まってるよねo(^-^)o
うんうんっ!(勝手に納得f^_^;)
そんなこんなで、モルバル人役を自分の中でつくるにあたっては色々考えてたけど、実はもう1役やるのです、私…。
それは日本人。
純日本人の私は(笑)、素でいけるだろう!って感じだし、田舎の農家の方的役は得意分野だと思います(笑)。縄文人とか…タヌキとか…!?(笑)
庶民的な容姿だし(爆)、背も若者らしからぬ…ちびっこですし(落)…。
だからってわけではないのですが、日本人役の方を軽視してました(>_<)
駄目だしが出たわけではないのですが、今日稽古をしている中で自分での気付きが…。
先日の『赤毛のアン』の稽古時、演出の先生から
NYのアクターズスクールの話を聞きました。
スクールでやっている内容を一例として、やってみたのです。
設定は【20代のカップルが街を歩いていて、お互いすれ違う】
この時の歩き方、瞬間の反応、カップルの関係性…そんなところがポイントでしょうか。
徐々にカップルの年齢があがっていき、その年代を表現する。
うまく表現できません。
ワークショップ的この稽古から先生が伝えたかったこと。
それは【歩き方】で年齢やその人の人格が表現できるということ。
年齢を表したければ、【重力の違い】を表現することだ…と。
若い時は重力にも負けず、高いところでキープ出来る。
歳をとるにつれ、重心が下がってくる…、そういうこと。
だから『赤毛のアン』の時には、実年齢より10歳近くも若い役をやるのだから、重たくならず、若さ溢れて跳びはねるくらいにキープしなさい…と言葉は違えど教えていただきました。
言われればたしかに…。
観察したり注意深くしていれば当たり前に気付くようなことも、言われてハッとした自分がいて、とても勉強になりました。
今日の巨匠稽古でもそれに近いことを言われました。
演技は足元から…。歩き方でその人が分かる…と。
その言葉を受けて、日本人役メンバーがみんな舞台人らしく(笑)シャキーン!と立っていることに気付き、また前傾気味であることに気付き、
自分の役のつくり方を見直しました。
私は重心を落とし、腰を落とし、肩を下げ、やや後ろ体重で立ってみることに。(そういう年齢の設定です。周りにその設定の役者がいなかったので)
形から入ってますが…、でもやってみると、また違うことが見えてきたりしました。
役同士の関係性とか、自分の位置付けとか、相手へのものの言い方とか。
演技のヒントは日常にいっぱい転がっているのですよね。
自分の中の想像だけではなく、自分の中で決めた役設定に近い人を観察してみたりして、【実際】を反映できるようにしたいと思います。
なんて、思ってるのとやれるのとは違うから、あまり大きいことは言えないけど…f^_^;
またまた長くなりましたf^_^;
今日は稽古が早く終わったので、帰りにフラフラ~っと渋谷へ。
時間的にもちょうどいい回があったので、『ブロードウェイ♪ブロードウェイ -コーラスラインにかける夢-』を観てきました。

オーディションのドキュメント的映画なので本当は『赤毛のアン』をやる前に観たい!と思ってたんだけどね…f^_^;ようやく…です。
ブロードウェイはやはりすごい!
っていうか志す人ってやっぱり凄いなぁ。