今日はゲネプロ。
荷物をキャリーバッグにいれ、バイクに積んで、いざ劇場へ。
朝…ということもあり、道がすいていて、本来1時間近くかかる道のりを45分で行くことが出来ました。
原付ということもあって、自分のさじ加減だったりもするけどね…。かなりとばしましたf^_^;

文京シビックには稽古でも何度となく行っているから行き慣れた道ではありますが、はじめてバイクで行った時はチャレンジャーでした。
かるく東京観光になります。
外苑前の並木道を横目に、永田町あたりを通り、最高裁判所を通過し、千鳥ケ淵を『あぁ~もうじき桜が満開に咲き誇る季節がやってくるなぁ~』なんてしみじみしながら通り、お掘りに沿って進む。武道館のあたりを通って、東京ドームを目指し突き進む。
帰りは水道橋から大手町の方にバイクを走らせ、東京駅を遠くにながめながら、またお掘りに沿って進み、東京タワーや六本木ヒルズにうっとりしながら帰るみたいな…。
観光スポット制覇する勢いです。
道に疎い私は、若干廻り道かと思いながらも、他のルートが思い付かず、観光気分に浸り、これはこれでよし☆としてます。


(写真は帰りに撮った東京タワーです)
通い慣れた道ですが、明日は雨っぽいので、こうしてバイク通いするのも今日が最後だなぁ~なんてちょっとセンチメンタルになってみたり…。


さてさて…そんなことはさておき
午前9時に劇場入り。
着いた時には、それぞれ大きな荷物を抱えて、楽屋口に集まってました。
楽屋口がまだ開かない…ということで、待機です。
誰の出待ち??って感じでしょ?
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劇場入り後は、稽古着に着替え、ロビーにてダンスの稽古。
その後、舞台にてタップ、ダンス、歌の稽古…、そして位置あたりをして、午後からは巨匠による抜き稽古。

『劇場に入ったら、(時間がないから…)分刻みだ…!』と何度も言われたけど、本当、時間との戦いです。


場あたりなどして、夕方からはいよいよゲネプロ。
劇場に入ってからも変更になった箇所もあり、ゲネプロも心臓バクバク。実際の音とも合わせ、本番同様に進めていく。
どのタイミングで照明が変わるか…とか、セットの動きとかもわかって、舞台の完成形がわかりました。
客電が消えて、スポットライトを浴びると、こんなアマチュアChieでも、しっかり役者気分です。

でも本当、緊張した…。
OVERTUREが流れ始めるといよいよ始まるんだ…と思いが込み上げてきて、泣きそうになる。
これ、毎度のこと。
巨匠も、芝居ははじめの5分で決まる!と言っていたけれど、それだけ重要なプロローグを私たちのチームは担っている。
その重責みたいなものを感じる。
しかも、次のシーンにつなげるための、プロローグの締めとなる言葉を言うことになる私は、しっかりストーリーテラー的役目を果たさなくてはならないし…、今まで単発的セリフの多かった私は2行以上のセリフをほとんど言ったことがないので、
初の長台詞、しっかりと決めなくちゃ!とドキドキ。
みんなが袖にはけ、舞台上には2人しか残ってない状況で、しかも照明はピンスポ状態で、背景には何もない…、こりゃ、責任重大だ…(>_<)
アメノヒボコの長き旅を地名を追って伝えなくてはいけないので、やたらと地名が続く台詞。
頭の中ではすっかり暗号化されてきちゃってますが、ただの言葉として発するのでなく、しっかり内容を持って語りたいと思い、ゲネに臨みました。
1番の不安要素でもあるプロローグ。ゲネであるのに、もうド緊張でしたm(__)m

稽古で巨匠から、毎年恒例ながら『客席1番後ろの壁を触ってこい!』との一言。
1年目、初めて劇場に入って言われた時から、劇場に入る度に実践している。
『劇場は自分の家だ。公演当日には自分の家にお客さんを招待するんだ。』
うん、なるほど。
ここまで広い空間、決して家なんて思えないけれど(苦笑)、でも息切らせながら走って昇る最上階…、広いってことを体感するだけでも大きな意味を持つ。
それに1番後ろの席の人の視界がわかり、どういう感じで舞台を見られるのか、意識できるようになる。
見られる…ということを、意識するのって何よりも大前提だよな。

それにしても、巨匠の
『タラタラ走ってないで急いで行ってこい!』『ほら、もっと速く』『なんでモタモタしてるんだ』という声に、出演陣、猛ダッシュ!
ってか、完全スポ根!
マラソン大会と化し、誰が1番に行くか…競う…みたいな(爆)。本来の主旨から外れております(呆)。

今回は絶対幕が閉まるまで泣かない!これ、今回の決意。

本番は明日。いざ出陣!頑張るぞp(^^)q