今日は、友人の出演する、劇団新芸座の第74回公演 『こんにちは、母さん』を観に、
三鷹にある武蔵野芸術劇場にいってきました。
今回は自分の公演も重なることもあったし、お手伝いなどの関わりはまったくなく、
完全にお客さんとして劇場へ。
事前予習等、全くなかったので、友人が中国人留学生役をやるってことくらいしか知らずに見に行きましたが、
感想としては、、、
なんていうんだろう。今までの新芸座の公演の中で、一番好きかも…って感じです。
なんだろう、とにかく、よかったです。
特に、静江さんの演技がとてもすばらしかった~。しっかり役を生きているっていうか、
物語にぐっと入っていかれる演技。
終盤は静江さん演じる【母さん】と実川さん演じる【息子】の2人芝居がずっと続いて、
物語のエンディングに向け、ぐっと引き込んでいく場面だったんだけれど、
ここで、役者のアマチュアさがにじみ出てしまうと、客としても拍子抜けになってしまうというか、
物語に引き込まれない…ってことになりかねない。
でも、静江さんと実川さんの演技は中身もしっかりしていて、台詞に納得できるというか、
説得力もある。
役を自分のものにしているなぁ~と思った。
観ているうちに、私もこういうストレートの舞台で、学ぶ機会があったらいいなぁ~ってうらやましくも
思えてきたし、刺激をいっぱい受けて帰ってきた。できるか、できないか…は別として(笑)。
体験塾の大舞台とは違う、小劇場というリアリティーある空間。
うん、うん、素人ながらに、面白い世界だなぁ…って思ったよ。


終演後、ロビーで友人、李燕役のゆきねえと面会~。
「よかったよ~」、もう本当言える言葉はそれしかない。
なんて、私は思いを伝えるのが下手なんだろうって思うけれど(爆)。

今までね、正直な話、友人が出る舞台を、穏やかな気持ちであまり見られなかった。
それは自分がちっぽけ過ぎて、ただただ、やっかんでいただけだった。
うらやましかったり、悔しかったり、自分もやれる環境に身をおきたいと葛藤していたり。
なんか、ぶっちゃけてるなぁ~(爆)。
でも、今回はなんだか違う。本当にゆきねえが舞台に立っていることを素直にうれしいと思うし、
がんばったんだなぁ~って心から思える。
今までより、ゆきねえの役者としての成長を感じて、それもうれしくなった。
ゆきねえ、お疲れ様でした。

いやいや、ぶっちゃけを書いたが…私も、少し、大人になれたのかな…なんてねf^_^;
自分ってものが理解できるようになってきたのかな…、まだまだだけれど。
そうそう、劇場で顔見知りさんに、何人かお会いしました。
ちょっとポジティブになれてるからかな…、いつもなら、なかなか遠慮してしまって自分から声をかけることが
できない私だけれど、今日は積極的に声かけちゃいました。
相手はきっと私のことを、誰か…しっかりわかっていないとは思いますが(爆)。
でもね、今までは「どうせ、自分のことはわかってもらえてない」とか、「直接的関係がないから、
なんだか、恐れ多くて声かけられない…」としり込みしたり、変に気を使ったりしていた。
でも、ちょっと考えが変わったというか、
わかってもらえてない人にも、自分から声をかけることで、
「あれ??あの人誰だったっけ???」って記憶を呼び起こしてもらえたり、
「あの人、何の関係の人だろう」と気にしてもらえることで、次回につながるというか…。
人とのつながりは自分から求めていくものだよな…って思えてきて。
新芸座でも同じで、私は受付とかのお手伝い…という形で、裏方でのかかわりだったし、当日だけの
関わりだったから、ちょっと遠慮があった。深く立ち入れないっていうか。よそ者…って気持ちをものすごく
持っていたから。実際そうなんだけれど、でも、必要以上に私が壁を作ってしまっていた部分があったよな…って思った。
変に気を使いすぎなんだよな、きっと。


実際(?)、今日ロビーで、静江さんに「あぁ~、公演前なのに、来てくれたの????」と声をかけてもらえて、
私なんて、静江さんに覚えてもらえてない…って思ってたから、ものすごく、幸せだった。
劇団のみなさん、「公演見に行くね~」といってくださったり、つながりって本当にありがたいし、うれしいな…。
本編とは全く違うところで、、、また感動して帰ってきました。