以前の記事でも少し話題にしましたが、REQUの有料記事が出来上がりました
所々記憶も曖昧ではありますが、私が幼い頃に体験したことを書かせていただきました
先日実家に帰った時、この記事のことも報告して、懐かしい思い出話に花が咲いたり雨が降ったり
実は10日ほど前に書き上げて販売を開始していたのですが、当初のものからかなり内容が変わっています
(絵が増えたりエピソードが追加されています)
こうしてお知らせをする前から購入していただいたみなさま、本当にありがとうございます
こうしてお知らせをする前から購入していただいたみなさま、本当にありがとうございます
あたたかいレビューを寄せていただき、嬉しくて何度も読んでいます
引き続きご覧になれますので、新バージョンもぜひご一読ください
また、有料記事ではありますが、最初の部分は無料で読めるようになっています
よろしければご覧ください
『死なせてしまったペットの話 ウサギのビビ』
以下、本編です
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みなさんもそうだったかもしれませんが、子供の頃って「動物を飼う」って夢でしたよね
私も昔から動物が大好きで、兄弟たちが飼っていたものも含め、家にはつねに何かしらの生き物がいたような気がします
けれども未熟な私は、彼らの世話がちゃんとできずに、悲しい辛い別れを繰り返してきました
今回は、私が初めて飼ったペット「ウサギのビビ」のことを書きます
子供の頃、私が世話をしなかったせいで死なせてしまったウサギです
夏休み、お盆の時期になるとビビのことを思い出して、今でも切ない気持ちになります
そんな、自分を未だに許せていない、私自身のために
また、ビビの供養のためにも、心の奥の方に押し込んでいたものを出してみようと思いました
この記事の中には、幼い頃の私が学んだこと、受け取ったものがたくさん詰まっています
体験・経験という財産を与えてくれた父
生き物との関わりを優しく見守ってくれた母
楽しい時間を共有してくれた兄弟たち
そして、命の重さを、身をもって教えてくれたビビ
生き物と関わることは、決して楽しいばかりではないけれど、
それでも、関わらずにいられない
そんなみなさんの傷も癒えますように
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<もくじ>
①我が家にやって来たウサギのビビ
②ビビとの思い出
③分かっていなかったウサギの飼い方
④脱走するようになったビビ
⑤世話をさぼる私に対する母の言動
⑥ビビが死んでしまった日のこと
⑦おばあちゃんの慰め方
⑧ビビが残してくれたもの
⑨当時の写真と、最後に
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①我が家にやって来たウサギのビビ
私の家は5人兄弟で、父母と7人で暮らしていました
一番長く住んでいた家は社宅の一軒家で、そんなに広くありませんでしたが、小さな庭がありました
裕福な暮らしではありませんでしたが、その家ではいつも、何かしらの生き物と一緒に暮らしていました
冒頭でも触れましたが、初めて飼った動物は白いウサギでした
名前は「ビビ」
確かラビットの「ビ」から付けたんじゃないかと思います
私が小学校1年生の頃にやって来た子でした
どういういきさつで飼うことになったのかを私は忘れていましたが、改めて母に尋ねたところ、私が「うさぎを飼いたい」と言ったんだそうです
兄弟の中でも私は女子ひとりだったため、甘やかされていたのでしょう
特別ねだった記憶もなく、父は私にかわいい子ウサギを与えてくれました
②ビビとの思い出
ほわほわでまっしろの毛をした、きれいな赤い目のウサギは本当にかわいくて、何度もビビの名前を呼び、耳や背中を撫でたり、顔を近づけて匂いを嗅いだりしたことを覚えています
ふだんはウサギ用の細長いペレットをあげていましたが、母が夕食を作る時ににんじんの皮やキャベツの外側の葉をくれて、それをビビの元へ持って行き、もりもりと食べる様子をずっと見ていました
パンの耳をもらってきてあげていたこともありました
キャベツを食べる時などに、器用に前足を使って、自分の好きな感じにして食べているのを見た時に、ちゃんと自分の意思があって、色々と考えているんだな、と子供ながらに感じていました
また、ウサギの糞を初めて見た時には、なんて小さくてかわいらしいうんちなんだろう!と変なところで感動したことも覚えています
ビビはおとなしい性格だったと思います
本当は居心地なんて良くなかったはずなのに、抱き上げるとじっとしてくれていて、それを見せたくて友達を呼んだり、ビビを公園に連れて行ったりしていました
家族でリンゴ狩りに行くときにビビも連れて行き、リンゴ畑で好きなようにさせてみたり、
今から思えば、本当に付き合いの良いウサギでした