体中の血液は肝臓を通って解毒をされる。
肝硬変になると、肝臓が固くなり、
回ってきた血液がひっかかってしまう。
通せんぼされた血流が、
頑張って別の流れを作ってしまった。
う回路!(これがシャント)
よって、解毒されていないアンモニアたっぷりの血液が、
全身をめぐる。それが脳症。
破れた茶こしでお茶を入れると茶ッ葉があふれ美味しくない。
と、こんな感じで説明を理解しました。
もうちょっと、難しい言い方でしたが、茶こしの話はそのままです。
BRTOはこのシャントをコイルで詰める。
彼の場合、シャントが太く長い(3センチ×10センチ)
スーパードクターの今までの経験でも1位か2位だそうで、
そのうち学会で発表されるケースだったりして、
変なところで、最高級^^;
カテーテルでコイルを一個一個置いてくる。
最初500個くらいかな?って言われたのですが、
その後の技術革新でコイルがばね状になっていて、
結果6本で済んだみたいでした。
スーパードクターは、私たちよりちょっと年上。
この病院の看板ドクターです。
対お医者さまがずっと年下だったので、
彼も私も、妙な安心感がありました。
○○さん、仕事は何をしていたの?
という、治療には関係のない質問が、
人間的で、とっても嬉しかったのを思い出します。
治療を続けているという事と、病気が良くなることは、
別のものだよ!とも教えてくれました。
このスーパードクターとは、家族として、
この初回面談だけしかお会いしていませんが、
忘れられない存在になりました。
三月末の手術は成功。
何年振りかで、彼の頭がスッキリしました。