テレビ放送60周年を記念してNHKと日本テレビが共同制作する特別番組“60番勝負”で、中居正広がMCを務めることが発表された。
2月1日にNHK、2日に日本テレビで生放送され、両局が60の企画でガチンコ勝負をするこの番組。NHKの武内陶子・有働由美子アナ、日テレの桝 太一アナとともに制作会見に出席した中居は、「負けた方が右のまゆ毛だけ剃るのはどう?」と罰ゲームを提案。桝が「民放アナが剃ってもあまり話題にならないのでは」と牽制すると「(むしろ)シレ~ッとなったほうがおもしろい」と煽り、両女子アナに対しては「(まゆを)書けば誤魔化せるでしょ」と中立の立場として容赦ない姿勢を示した。これは中居の「テレビはおもしろいと常に思っていたい」という意識の表れ。「公共放送と民放の枠を超えて、テレビのおもしろさを改めて視聴者に伝えたい」と意気込みを語った。
■『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』が好き!
中居正広が語る“テレビ愛”
―このたびは司会を引き受けて下さいましてありがとうございます。
中居 申し訳ないんですけど、まったく内容を知らされてないんですよ。(企画の)紙1枚もらっただけで、あとは雰囲気でお願いしますと。ただ、NHKと日テレが同い年っていうのは初めて知りました。60周年なんですよね。
―それにかけて“60番勝負”です。
中居 喧嘩するってことですよね(笑)。じゃあ、負けた方はアナウンサーが右のまゆ毛だけ剃るのはどうですか。やっぱりガチの勝負っていうからには、それくらいの意気込みじゃないとねえ。
―際どいところですが、中居さんの提案ですから……。
中居 これは朝の番組が楽しみになってきました(笑)。(有働アナに)脇汗の次はまゆ毛ですね。
―では改めて、テレビ放送60年と聞いてどんな感想をお持ちですか?
中居 テレビの見方も変わってきてますよね。僕らの頃は一台しかないテレビのチャンネルを家族で取り合ってた。テレビが最大の娯楽でしたから。今はいろいろと娯楽のセレクトがあって……それでもやっぱり出る側、作る側としてテレビはおもしろいんだって意識は常に持っていたいですね。
―中居さんが楽しんでいるのは、テレビからも伝わってきます。
中居 こんなに楽しんでやらせてもらってお金がもらえるって幸せですよね。
―また中居さんは局アナと一緒に司会を務めることも多いですが、両局のアナウンサーの特徴とは?
中居 NHKのアナウンサーは堅いイメージでしたけど、会うと普通なんです。有働さんについては(『あさイチ』でともに司会を務める)イノッチ(井ノ原快彦)に話を聞いてたんですよ。「脇汗すごいって本当?」とか。そしたら「本番前に脇にタオルを当ててる」って。そ~んなことないだろうって思ったんですが、こないだ一緒に歌番組をやらせてもらったときに本当に当ててて(笑)。
有働 (笑)。
―では日テレのアナウンサーは?
中居 『ザ!世界仰天ニュース』で一緒の鈴江奈々アナは報道番組もされてるんでキッチリはしてますけど、イケメンの俳優さんやジャニーズの後輩がゲストで来るとスカートが短くなるんですよ。ちょっと感情的なものが出てしまうんですかね、スカートに。僕、毎週一緒なんですけど(苦笑)。
―当番組では各局内の探検企画がありますが、各局のカラーは?
中居 まずNHKの食堂はどこの局よりも美味しいです。対して麹町のほうの日テレはパッサパサ。あとトイレも狭くて、庶民的ってことですかね(笑)。
―番組の内容的にはどうでしょう。
中居 日テレはファミリーで観られる番組が多いですよね。NHKはやっぱりドキュメントがどこの局よりも見応えがある。こないだのイチローのドキュメントもおもしろかった! スポーツ系が多いですけど、NHKのドキュメントは毎週必ず観させていただいてます。
―また、今回は過去の秘蔵映像からテレビ史を振り返る企画もありますが、中居さんの思い出深い番組は?
中居 NHKはやっぱり“紅白”ですね。初めて出させていただいたとき、初めて司会をやらせていただいたときのことは自分の中で忘れられないですね。日テレは『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』がおもしろかった! この世界に入る前のことですが。入ってからはちょっと見方も変わったりしてますけどね。
―現在はどんな見方を?
中居 視聴率も大事ですけど、数字で計れない部分もあって難しいですよね。おもしろいのに数字に表れなかったり、逆にあまり評判は良くなかったのに視聴率を取れたり。僕も出る側としてそういうことを感じることも多々あって。でも今回は素直に、おもしろい方に投票していただければと思いますね。
―現時点で勝敗を予想すると?
中居 バラエティですから、日テレのほうが強いんじゃないかなとは思うんですよ。ただNHKもね、僕らからすると民放よりルールが厳しいイメージがあるんですけど、そこを取っ払ってドカンと勝負をかけてくる気がして。
―ということはNHKがやや優勢?
中居 いや、わからないですよ。今回のNHKは今までとは違う気がするってだけで。ただ、それが逆に空回りする可能性もありますからね。そう考えると、うーん……。日テレが負けたほうがおもしろいか。な~んとなくですけどね。今までバラエティで何やってきたんだってツッコめますし(笑)。で、どっちも裏番組があるんだよね?
―NHK放送日には日テレは別の番組を放送し、逆もしかりです。
中居 やっぱりどっちも裏は強い番組を持ってくるの? そういうの、すごい気になっちゃうんだよね。
―まだ未定ですが(笑)、では最後に意気込みをお願いします。
中居 NHK総合が民放とコラボするのは初めてなんですよね。これをきっかけにいろんな局の垣根を取っ払った行事があってもいいんじゃないかなと。そしてテレビはやっぱりおもしろくて、最先端のものを作ってるんだということを視聴者の方にお伝えしたいですね。
当インタビューはエンタテインメント情報誌『オリ★スタ』2/4号(1/25発売)に掲載。誌面ではさらにインタビュー、写真などたっぷり紹介していますのでお見逃しなく!
~中居くんのインタビュー発表されました!!忘れないように録画しなきゃ民放×NHK!どんな番組になるのかいまから楽しみです