子どもに書くことを通して
文字と心を整えることの
大切さを伝える
子どものためのオンライン書道教室
えんぴつ文字や筆文字を整える書道家
嶺野景風です
\ 毎週火・木・土の9時に更新中 /
ただ真っ白い半紙に書くのは意味がない
書道を長く続けていると
真っ白い半紙にバランスよく
文字が書けるようになります
文字の大きさ、配置、余白。。。
いろいろなことを考えながら
作品を書いています
でも小学生はどうでしょう?
真っ白い半紙を与えてもらったら
適切に使えると思いますか?
少し考えてみてください。
学校で使っているノートは
マスがありますよね。
しかもリーダーがついていて
さらに4つの部屋もある。
これは何のためかというと
文字の構成をわかりやすく理解するため
こちらの記事を参照![]()
ノートで文字指導をする時は
構成を理解しやすくするために
お助けの線があります
同じように毛筆でも
文字の構成を学ばせるので
お助けは必須です
このお助けのことを
手立てと言います
この手立ては
必要な子に必要なものを
指し示すことが必要で
ただ闇雲に
たくさんの手立てをあげても
子どもは混乱するだけ
そして
スモールステップで
その手立てを示していく
ことが大切です
この字を見てください
驚くべき変化ですよね
これ先ほどの手立てを
スモールステップで示したから
できるようになったのです
何をしたかというと
⓪力加減の線の練習をさせた
①横半分に折らせた
②お手本の「然」の点の上に線を引いた
③「自」の部分を縦4つ分に分ける線を折らせた
です
最初はどの子にも
真っ白な半紙に書かせるのですが
一度書いてみるとその子の捉え方の
苦手部分が見えてくるんですよね
だから
上のような手立てをしたのです
何のためにそれをしたか
⓪太い線しかけずおさまらなかったから
①「自」が半分以上大きくなったから
②「然」の払いの長さに着目させるため
③「自」の横の長さに着目させるため
となります
この手立てをしなくても
白い半紙に書けるようにすることが
大事なのですが
手立てが必要な時は
紙を折ったり、お手本を活用したりしながら
最大限の手立てをとっていいと
私は思っています
子どもには
言葉では伝えても
伝わりきらないことがあります
それを
見える形にしてあげると
スルスルとできるようになることもあります
この手立てを
スモールステップで示す
これを意識して
家庭でも教えてみてくださいね![]()
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