女性セブン 1989年10月26日号
死の淵からよみがえった!

渡瀬恒彦(わたせ つねひこ)
1977年2月 映画ロケで右足がジープの下敷きになり親指に裂傷
『北陸代理戦争』(東映)のロケ中にジープ運転。左に急カーブを切った時に横転し、下敷きになった。右足の親指は、脱臼と裂傷。主治医は「腱や筋とかいじらなくてはならないところは、まず、傷が治ってからだね」と不幸中の幸いにあきれ顔だった。

加山雄三(かやま ゆうぞう)
1974年1月 スキー場の圧雪車の下敷きで左肩骨折
「内臓破裂してたら大変と、事故の晩はずっと妻の手を握ってた」スキー場で圧雪車の下敷きになり、左肩骨折などの重傷を負った。1か月後には、退院となったが、左大再手術も受けた。

渡哲也(わたり てつや)
1974年2月 急性肝炎、陣内性左胸膜ゆちゃく症
「年末にカゼをこじらせてしまって残念なことになりました…」と涙を流した。肝臓の痛みをこらえ、顔面蒼白になりながらも演じた『勝海舟(かつかいしゅう)』(NHK )。しかし、松方弘樹に主役をゆずり、スタッフの涙に送られ、約3か月の入院生活に入った。

野口五郎
1975年4月 公演中 急性かんとんヘルニア
浜松市内の公演中に激しい腹痛におそわれ、救急病院につぎこまれた。嵌頓(かんとん)ヘルニア(腹膜炎を併発することもある、重度の脱腸)とわかり、1時間半にも及ぶ大手術を受けた。おなかに強く力を入れたのが原因。歌手にとっては、頭の痛い病気のようだ。