明星ヘアカタログ1988年1月
高井麻巳子 たかいまみこ 1966年12月28日
山羊座    福井生まれ   血液O型
─麻巳子ちゃんの髪、また少し伸びたような気がするけど、伸ばしてるの?
麻巳子「ほんの少し。でも、長さは一応このままで。毛先をカットするくらいで保つつもりです。」
─すっごく健康的な髪質みたいだけど。
麻巳子「健康的なのはいいんですけど、パーマがかかりにくい髪なの。」

─髪のキューティクルが、しっかりしてるってことだよね。
麻巳子「カーラーを巻いても、はじき返しちゃう(といって首を動かしたとたん、巻いていたカーラーがふっ飛ぶ)。」
─わっ、ほんとだ。元気な髪。
麻巳子「でしょ(といったとたん、またカーラーが2~3個落ちる)」
─髪の量も多いみたいだね。
麻巳子「『ヘア・カタ』のデータ見ても、私のだけ印がみ~んな左へ行ってるような気がします(笑)」

─硬い、太い、多い…ってやつね(笑)。髪を健康に保つコツってありますか?
麻巳子「やっぱり髪だけじゃなくて、体全体が健康でいるってことかな。食事はかたよらないように。」
─自炊するの?
麻巳子「最近 パッパってつくる。」
─すごいなぁ。まあだね。
麻巳子「でも、こないだなんか、友達に『本当にパッパね』なんていわれちゃった(笑)」
麻巳子「着物は年に3~4回着るんですけど、振り袖は1年ぶりくらいです。うれしいです、すご~く。感激❗️」
三宅先生「麻巳子ちゃんは本当に着物大好きなのよね。去年はシックなニューきものだったけど、ことしは晴れ着。感想はいかが?」
麻巳子「やっと黒とか白とか、しっかりした色の着物が着れるようになったって感じです。」

─すっごく似合ってるよ。着心地はどう?
麻巳子「すごくラクです。帯も苦しくないし。
伊達衿(だてえり)、帯あげと帯じめの色がそろえてあるんですね。
三宅先生「このお着物は、帯の合わせ方が少しむずかしいの。全体のコーディネートに苦心したんですよ。」
麻巳子「調和ってことですね。」

きものアドバイス
白と黒の片見分けの大胆な染めになっています。桜や梅のような写実的な花柄ではなく、抽象化された図柄です。柄自体は昔からある柄ですが、それをさらに大きく、構図的にもモダンなデサインになっています。帯と着物に、同じような花柄を配しました。2枚重ねの伊達衿、帯、帯あげ、帯じめを同じ金茶色で統一して、粋さをだしました。
帯あげは、太く蝶ちょに結んであります。帯じめは、綸子(りんず)の生地の中に棉を詰めて太くつくった丸ぐけの帯じめです。
帯あげは振り袖には絞りのものと決まっていましたが、もっと自由に現代的な感覚で小物を選んで楽しんでください。
きもの研究家・三宅てる乃