ヘアカタログ別冊付録1982年
土屋かおり 1964年8月26日東京生まれ
■土屋かおりのヘアスタイルにしたい人に
かおりちゃんは髪の量が少ないために、上を短くカットし、パーマをかけてボリュームをだしています。髪が軟らかくて量も少ない人は、ワンレングスのストレートヘアだと、ぺたっと地肌についてしまって、よけいに欠点が目立ちます。かおりちゃんのような段カットが無難なスタイルといえるでしょう。髪の硬い人は、毛元をカーラーで巻いてから、ブロウで流すように仕上げてください。美容院

─かおりちゃんって小柄なのね。
かおり「身長が150センチぐらいしかないんですよォ」
─でも、まだこれから伸びるわよ、きっと。
かおり「だといいんだけど…」
─髪の長さも、身長とのバランスを考えてる?
かおり「本当はもう少し短いほうがいいんでしょうね(笑)」
─思いきって短くしちゃったら?
かおり「ウーン、でも女の子っぽいイメージが好きだし…」
─じゃあ、ずっとそのぐらいの長さだったわけ?
かおり「小学生のころはショートにしてたこともありましたけど、そのころはおしゃれなんかに興味のない年でしょ。中学に入ってからは、肩より長かったんですね。」
─なるほど。
かおり「毎朝結んでいくんですけど、時間との戦いでした。」
─いまは?
かおり「習慣っていうのはなかなか直らないみたい(笑)」
─どんなところで苦労してるの?
かおり「見ていただければわかると思うんですけど、私の髪って量が極端に少ないでしょ。だから、前のほうに髪をもってくると、後ろがなくなっちゃうっていう具合なんです。」
─ボリュームだすのが大変なのね。
かおり「そう。そのうえ、きょうのように雨だと最悪。すぐにぺったんこになっちゃうから。」
─パーマかければいいのに。
かおり「これでもかけているんですよ。でも、すぐにとれちゃうの。ゆる~くかけてるせいかもしれないけど。」
─でも、ハゲることはないからだいじょうぶ。安心して。
かおり「本当に女の子でよかった!だって、うちの父、ハゲてるんですよ。」

─女の子だから、髪型のことは気になるものね。
かおり「髪型がきまらないと、どこへも行きたくなくなっちゃう。私って、雨女だからよけいに悲しいわ。」
─きょうも雨ね。
かおり「入学式、卒業式はずっと雨だったし、仕事でもロケが10日あると、半分雨とか…」
─念の入った雨女ね。でも、雨にもめげず、
『われら動物家族』でがんばってるじゃない。
かおり「ありがとうございます。スタッフの人たちのおかげで、楽しく仕事しています。」
─学校にもちゃんと行ってる?
かおり「はい。試験も全部うけてます。三原順子ちゃんや、たのきんの連中も試験はうけてるし…」
─エッ、たのきんのマッチやヨッちゃんも同じクラスなの?
かおり「そうですよ。全員無事に進級できそう。」
─にぎやかでしょ?
かおり「はい、それはもう…。『金八』そのままっていう感じですね(笑)」