ハッピーヘア大集合ヘアカタログ1982年別冊付録

萬田久子 1958年4月13日大阪生まれ
■萬田久子のヘアスタイルにしたい人に
前髪から後ろまで、全部同じ長さにカットしてあるワンレングススタイル。全くパーマっけのないストレートヘアなので、シャンプー剤に気をつけ、髪をいためないような努力が必要です。また、毛元をいためないためにも、1か月半に1回ぐらいはカットしましょう。髪質、髪の量はとくにこだわりませんが、クセ毛の人は、どうしてもウエーブがでてしまいますから、久子ちゃんのイメージに仕上げるのは無理。あきらめましょう。美容院
─こんにちは。とってもきれいな黒髪!
久子「ありがとうございます。」
─手入れが大変でしょう❓️
久子「特別なことはしていないんですよ。シャンプーは15分くらいだし、あとはタオルドライしてドライヤーも15分。以上ってところかしら。」
─それだけでそんなにきれいな髪でいられるなんてうらやましい。ずっとストレートだったの?
久子「いいえ。高校時代にパーマをかけたことがあるの。自分自身をかえてみたくて。でも、いたむのが心配だったわ。」
─初めてのパーマって、髪をいためやすいのよね。
久子「ところが、初めてではないの。じつは初体験は幼稚園のとき。」
─エッ、本当に?
久子「もちろん、自分の意志でかけたわけじゃないのよ。母親に連れていかれて!!
─わあ、ずいぶんすすんだお母さんね。ところで久子ちゃんは1979年のミスユニバース日本代表だけど、これもあ母さんが応募したの?
久子「いいえ。これはおばさん。高校時代から応募しろっていわれていたけど、自信がなくて。でも、あまりすすめられるものだから。」
─どう、大会ではあがった!?
久子「それが全然❗️楽屋で司会の桂三枝さんに『あんた、リラックスしすぎやで❗️』っていわれたくらい(笑)」
─まあ、そんなにリラックスしていたの❓️
久子「しっかり食事ものどを通ったしね(笑)」
─もうそのこからプロの自覚があったのかな!?
久子「まさか!でも度胸はあるみたいよ。」
─ドラマ『いつか黄昏の街で』のお仕事はおもしろい❓️
久子「なかなか大変!映画を見にいっても、自分ならこうするとか、あんな感じにやってみたいとか、気になってしかたないの。少しも楽しんで見れないわ。」
─勉強熱心なのね。
久子「まだまだこれからだもの。」
─ドラマだと生意気な娘さん役が多いけど、こうして話していると、そんなところまったくないのね。
久子「ありがとう。そういってもらうと嬉しいなぁ。」
─歌も歌ってるんでしょう!?
久子「『夏の別れ』という映画の主題歌でデビューしました。CM ににも使われているんですよ。」
─歌にドラマに映画と大変ね。
久子「欲張りだから、まだまだがんばります。」
─でも、あんまり忙しいとヘアもいたみやすくなるのよ。
久子「そうみたい。枝毛がふえて、どうしようもないの。ひまがあれば、美容院へ行って枝毛をカットしたり、自分で手入れをしてるんだけど…。」
─枝毛って根気がいるのよね。
久子「長いからしかたがないけど。」
─お化粧はあんまりしないみたいね。
久子「あんまり好きじゃないの。昔はもっと濃いめで、しっかりやっていたけど」
─いくつのころ!?
久子「ちょっどお化粧覚えたてのころ。19才ぐらいかしら。いまでは仕事以外はほとんどノーメイク。仕事でも、モノクロの撮影はメークなしで通しているの」
─ノーメイクの時代なのかしら、最近若い女優さんっていうか、個性派は、みんなそうみたい。
久子「私、個性派やもん!
─さすがなにわっ子ね(笑)