週刊明星1987年10月29日発行
南野陽子 1967年6月23日兵庫生まれ。
女優、歌手 ’80年代アイドル。愛称はナンノ。
映画「はいからさんが通る」東映系。
中学以来、伸ばした髪とも今日でお別れ…
古来、日本では長くてつややかな黒髪は女の命とも、美人の条件とも言われる大切なモノでございます。それゆえ、その黒髪を切る時、乙女の心中たるや、察するに余りあるモノがあるのも道理でありましょう。
さて、われらがナンノといえば、その美しいロング・ヘアをチャーム・ポイントのひとつと思ってるファンも多いハズ。それなのに…、あまり大胆に、25cm も切ってしまったのである❗️
映画『はいからさんが通る』(東映系、12月12日公開)の製作発表でその姿を披露したナンノは、「前から切りたいと思ってたけど、スタッフの反対で、なかなか切れなくて。でも、ホントにハサミが入った瞬間、ちょっと気持ちが」
やっぱり、そうだろうなｧ…。けど、〝女の命〟
を賭けたナンノの意地がほの見えた瞬間でもありました。でも、ショート・ボブになっても
やっぱり美人です❗️
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アイドルがお仕事でちょっと海外へ…の裏に隠された涙の物語、ナンノ編
1年間で、海外旅行に行く日本人が軽～く400万人を超えた今、外国は身近になったと言えば、言えそう。だけど、やっぱり、お金と時間がままならないのも、現実です。
そんなフツー人にしてみれば、仕事で外国に行けるなんて、すごくうらやましいなｧと思ってしまうわけ。でも、そこうした甘い幻想を打ち砕くナンノの超ハードフランス紀行をイッパツ。
先月24日、デレビのCM 収録、レコードのジャケット撮影などでフランスへ出発。
ナンノを待っていたのは、豪快なフランス料理でもなく、素敵なパリジャンでもなかった。
朝4時起床で、丸一日お仕事の連続。それでいて、ホテルに帰ってくるのは夜がすっかりふけてから。さすがのナンノもちょっとバテ気味＆
欲求不満。そして、最終日のオフがやってきた
今までのハードなスケジュールにも増して、フランスにある有名ブティックを総ナメ。このショッピングで、ずいぶんストレスも解消したみたい。まｧ、それにしても、アイドルが仕事で海外に行けていいなｧという考えだけは、まったくの間違いと言えそうなんである。