私は、小学校6年生でした。昼、裏の川へ皆と
水泳に行く途中、友達が、日本負けたよ!と
言った‘ので,すぐに家へ戻り、母に、戦争に
負けたらしい~と言ったら、母に物凄く叱られた。
誰にも言うな!殺されるで・・・日本が負ける筈が
ないのに、と母は信じなかった。暫くして、ラジオ
を聞いた。泣いていた。力が抜けたような気持ち
がした。
今から考えたら、日本が負けても、誰にも文句を
言わない。何の保障もなかった。何時もと変わらず
質素な生活だった。もっと、食べ物が無かった。
国からは何も貰って居ない。暴動も起らず、何も
変わらない。しかし、親は偉い!偉かった。
子供にはお腹一杯代用食を食べさせて、自分は
残り物を食べていた。今なら、考えられない事だ。
今の人間は、我慢が出来ない。直ぐに怒る。誰か
の性にしたら良い、国に文句を言う。政治家のせい
性にすれば、何とかしてくれる・・・と、甘えてる。
昔の人は偉かった。戦争に負けたのは,自分たち
のせいだと思っている。偉い!真似るべきだと思う。