母親のことは、ずっと病院なり施設に預けていたわけではありません。



精神病院を退院して(させられて?)特養ホームのショートステイの順番待ち中は、家にいました。



父も私も仕事だったし弟は高校生だったので、昼間は1人で留守番でした。



幸い、その頃は1人でトイレや食事が出来たので、お昼ご飯を用意しておいていました。



家の前が小さい公園なので、小さい子供を連れているママさんたちと話をしていたようです。



時々、ママさんたちが声をかけに来てくれていたので。



話をしていても変に思うことがたくさんあったはずですが、嫌がらずに声をかけていただいていたことには本当に感謝しています。



介護する側の家族としてはあまりに突然のことだったので、まだ心の中で受け入れきれない部分がかなりありました。



母に対して手を出したり、怒鳴ったり、介護放棄したりはしませんでしたが、「なんでこの歳でこんな生活をしなくちゃいけないの?」と思うことも多々あり、態度に出してしまうこともありました。



今から思うと母には可哀想なことをしたと思いますが、当時は若かったこともあり 自分の感情のコントロールがしきれなかったんですね。



でも母のことが良い経験になって、お姑の認知症に対しても心の余裕があったような気がします。



だから、ダンナが自分の母親の認知症を受け入れきれていないのも理解できるし、ずっと繰り返し同じことばかり言っているお姑の話し相手をしても腹がたたないのだと思います。


まだまだ続きます。